YOU NO IT NAME

自分好みの大好きな音楽を、思い出や思い込みを絡めて好き勝手に綴っていきます。80年代の洋楽が多くなりそうです。

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『私的にこの一曲!24』 夏のイメージ・そろそろ終わりかな?編


  『私的にこの1曲! 24』 

夏のイメージ・そろそろ終わりかな?編

以前に『 夏のイメージ・邦楽編 』で、子供の自由研究のネタ探しに、近くの川に行ってきたことを綴らせていただきましたが、実は自宅には45cm水槽がありまして、こんな感じになっているんです。

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カワムツ、フナ、ムギツク、タモロコ、モツゴ(クチボソ)、シマドジョウを飼育していまして、水草含めてすべて近くの川や水路で捕ってきた魚たち!

私の子供の頃は、両親は共働きでしたが、父親は家で仕事をしていましたし、祖母がいましたので、鍵っ子とまではいかなく、自分で言うのもなんですが、所謂都会のもやしっ子、ばあちゃんっ子ってやつでした。その祖母は、これがまた90歳過ぎまで長生きしてくれたファンキーばあちゃんだったんですが、犬、猫、セキセイインコなんかを飼っていた生き物好き (^^;)

間違いなくその影響をモロに受けていた私も、先述した生き物はもとより、昆虫、魚、ザリガニ、カメ、ハムスターなどを飼育していました。流石にハムスターなどはペットショップで親にねだって買ってもらう訳ですが、近くには川、水路、池、雑木林といった自然がまだまだ沢山ありましたので、殆どの生き物たちは現地調達で家に持ち帰ります。

何と言いましても、1年の中でそういった活動が一番盛り上がるのは、やっぱり夏!夏休み!でしたよね。いやぁ、もう完全に幸福の絶頂を感じていた「アノ頃」...

高校、大学、社会人となって、そんな遊びを全くしなくなってしまってから約40年、ふと気づいたら私の生まれ育った街の雑木林はすべてマンションに変わり、水路は暗渠となって跡形もなくなってしまいました アールくん汗

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それがですね、郊外に住まいを構え、私にも新しい家族が増えた時に、流れる小川などを眺めていて、ちょっとした閃きが...

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始めはビビりまくっていた子供も、昆虫やカナヘビ、ザリガニなど一応は触れるようになってくれました。えっ? 私がやりたくてやってるだけだと? いやぁ、正直私も思いっ切り楽しんでいます !(^^)!


さて、夏の終わりのベタな選曲ですが、私の大好きな1曲をご紹介させていただきます。

 "若者のすべて" フジファブリック
  →https://youtu.be/IPBXepn5jTA?si=wh00FeYV4yLzR68x

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"夕方5時のチャイムが 今日はなんだか胸に響いて~♪"

誰にでもある人それぞれの若かりし「アノ頃」。ある時は少年期、またある時は人生の岐路に立って悩み、モヤモヤとしていた頃、聴く時によって様々な想い出が甦り、ギューッと胸を締めつけられてしまう名曲です (^^♪

さぁ、夏の次は、いよいよ味覚の秋、食欲の秋ですね! そしてマンガ、小説、読書の秋! 秋の夜長に映画鑑賞などなど...皆さん、短い秋も楽しんでいきましょう ヽ(^o^)丿

『ZERO CORPORATIONの爪跡 13』UPFRONT


  『ZERO CORPORATIONの爪跡 13』 

UPFRONT / YEAH BOP STATION(1992)

UPFRONT UPFRONT _back


今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、YEAH BOP STATIONの唯一作「UPFRONT」となります。

13回目となりますこのシリーズは、1990年代に次々と良質なメロディを持つ、主に北欧系のバンドを日本に紹介し、第二次北欧メタル・ブームをこじんまりとマニアの間で勃発させた『ZERO CORPORATION』に、焦点を当てた企画となります。

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某ヘビーメタル専門誌のレコード・レヴューで、S氏の酷評とともに48点と散々たる点数がついていた本作 (^^; まぁ、こうなると、ラジオやテレビなどでも取り上げられる事は滅多にありませんので、発売当時はスルーしてしまうわけです。それから数年経って、此方のコンピレーションCDが中古ショップで二束三文で売られているのをゲット! ZERO CORPORATIONはですね、それまでにリリースしてきた作品からそれぞれ選曲して、『Compilation Selies』なるCDを小まめにリリースされていたんですよねぇ。で、そのVol.1に...

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 "BLUE MOON"
  →https://youtu.be/Bd4QpxtQBnU?si=m7Gj4BGOXNJ2uxG5

「えええええええ~!」って思わず叫んでしまったくらいの良曲に、慌てて本作を探しました。しかも、廃盤レア化になる一歩手前 (;^_^A

YEAH BOP STATIONは、1987年に結成されたスウェーデンのバンドでして、Mia Kempff(vo,b)とClare Kempff(ds,vo)の姉妹とThomas Larsson(g)によるちょっと変わった3人編成。Kempff姉妹の方は、CHATTANOGAなるボーカル・グループで活動していた経歴があり、スウェーデン国内ではゴールド・ディスクを獲得するくらいの売れっ子だった様です。因みにThomas Larssonの名前を聞いて、当時、おっ!と思われた方はなかなかのマニアではないかと。DEEP PURPLEの精神を継承したSIX FEET UNDERで活動していたギタリストで、その当時はリッチーそっくりな奏法で名が知られていました。 同国のバンドTREATに一時期在籍していたベーシストのJoe Larsonは実弟だったりします (*'ω'*)

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 "RUN FROM YOUR MONEY"
  →https://youtu.be/sO7Dt16Pgeg?si=c6GdIv2hfBXWa1VH

 "EASY LIVING"
  →https://youtu.be/gJJm2eGd4CE?si=x4aU0dmQY-19gPzb

まぁただ、突き抜けた楽曲は "BLUE MOON" のみ。ピックUPさせてもらった楽曲はなかなかイイ線いってるかなといったハード・ポップの佳曲ですが、あとはちょっと退屈だなぁ (^^;)

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おまけのシールに、気を良くした私 (*^^)v  

ただ、Thomas Larssonのギターは素晴らしい! いかにも北欧のギタリストらしいメロディアスで透明感のあるギターソロを聴くだけでも、私は良かったかなぁと思っています。

 "H.H.H."
  →https://youtu.be/wuIwMOLp8so?si=UbZzE8qkImPO-jsd


ところが、それから30年経ってちょっと驚いたことがありました。グラハムボネ太郎さんのブログで、この楽曲を知る事になるんです。

 "MY BLUE MOON"
  →https://youtu.be/jV-fLJhL3gw?si=Fli-RaW4mwaScRff

「えええええええ~!」って再び叫んでしまった良曲。しかも、此方が本家本元! 1989年にリリースされたBALTIMOOREというバンドのデビューアルバム「HERE'S NO DANGER ON THE ROOF」に収録されているんですが、そのバンドのギタリストはThomas Larsson! この曲を作った彼がYEAH BOP STATIONに持ち込んでカバーしたんですね...ナルホド納得。

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このBALTIMOOREの3枚目にあたる「DOUBLE DENSITY(1993)」にもボーナス・トラックとして収録されていますが、本作は日本デビュー盤でして、ナント!ZERO CORPORATIONからのリリースだったんです。いやぁ、知らなかった。でもこのジャケットを見て、モンスターボール(ポケモン)を想起してしまうのは私だけでしょうか?

アールくん

さて、まだまだありますZERO CORPORATIONリリースの銘盤(迷盤)の数々はまた改めてご紹介できればと。

●Tracks

01.RUN FROM YOUR MONEY
02.DON'T TURN YOUR BACK ON ME
03.DON'T LIKE TO WORK
04.BLUE MOON
05.RHYTHM MACHINE
06.OVER & DONE
07.SCREAM OUT LOUD
08.STILL WANT YOU
09.ROLLING ACE
10.FLASHBACK RABBITS
11.H.H.H.
12.EASY LIVING

●Personnel

Mia Kempff - Bass, Vocals
Clare Kempff - Drums, Vocals
Thomas Larsson - Guitars, Vocals

Mats Lindfors - Keyboards
Leif Sundin - Backing Vocals(おおっと、GREAT KING RAT!)
Thomas Carfors - Backing Vocals
Janne Eklund Ulf Sundbery - Backing Vocals

Producer - Mats Lindfors

VANDENBERG

CATEGORYVANDENBERG

VANDENBERG / VANDENBERG(1982)

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今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、VANDENBERGのデビューアルバム「VANDENBERG ネザーランドの神話」 となります。

リアルタイムで聴いていた頃は、"ネザーランド" って、"ワンダーランド" とか "ネバ―ランド" といったファンタジー的な捉え方をしていましたが、なんてことはない、英語でオランダの事だと知るのはもうちょっとあと (^^;

私の好きなバンドやアーティストにはオランダ出身の方も結構いらっしゃいまして、FOCUS、PICTURE、HIGHWAY CHILE、VENGEANCEなどなど、プログレからダッチ・メタルの名バンドの他に、Edward Van Halenもオランダ出身でしたね。

また、オランダ出身の俳優にも私の大好きな方がいますねぇ !(^^)!

日本では1982年に劇場公開された映画『ブレードランナー』で、主人公デッカード(Harrison Ford)と対決するレプリカントのロイ役を演じたRutger Hauer! 映画『スター・ウォーズ(1977)』、『スター・ウォーズ 帝国の逆襲(1980)』を観て、すっかりハン・ソロ(Harrison Ford)に魅せられてしまった私は、『ブレードランナー』も映画館に観に行ったわけですが、観終わったあとのあの複雑な後味(子供にはまだ難しかった)と、ロイの胸に刺さるラスト・シーンが頭から離れず、以来ずっとRutger Hauerを追い続けていました。

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彼は1960年代後半のデビュー以来、母国オランダでは既にベテランの俳優でしたが、Sylvester Stallone主演の『ナイトホークス(1981)』で演じたテロリスト役が評判となり、アメリカでも名を売るようになります (*^^*)

で、私は勝手にRutger Hauer怪演三部作と呼んでいますが、その極めつけがこの映画!

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 "『ヒッチャー(1986)』 予告編"
  →https://youtu.be/vmjsYhNBhdU?si=_wQRKiOE5qIa_mj1

アルバイトで車の陸送をしている青年ジム・ハルジー(C. Thomas Howell)は、ある日、一人のヒッチハイカーを拾います。その男はジョン・ライダー(Rutger Hauer)と名乗りますが、目的地を訊ねても答えず、何かコイツやばくね?ってな感じの嫌な予感は、そのままとんでもない展開になっていきます。その男は自分が殺人鬼であることを告げてナイフを突きつけ、そこからジムを殺すために不遜な態度で、これでもかとシツコク付きまとう事になるんです。もはや伝説のサイコスリラー映画なんですが、これがまた簡単に死んでくれない辺りは、先のレプリカントの片鱗をうかがわさせてくれるところもあって、いやぁなかなかどうして私的にお薦めの映画となります。

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 "BURNING HEART"
  →https://youtu.be/wGSrv1GnXMM?si=mN0v7rJVgxaCzQ-C

 "WAIT"
  →https://youtu.be/qo28NjqPqbA?si=wtbiNZT7V33r5UAX

後にWHITESNAKEに加入することになるAdrian Vandenbergが1981年にオランダにて結成したバンドでして、あれよあれよとアメリカのアトコ・レコードと契約し、本作「ネザーランドの伝説」のリリースに漕ぎ着けます。ダッチ・メタルの新星として日本でもかなり注目された記憶がありますが、シングルカットされた "BURNING HEART" は、ナント!全米チャート39位にランクインするスマッシュヒットとなります (;゚Д゚) 確かにパワーバラードの佳曲ではありますね。

とは言え、LPで言うところのA面はですね、思わずガッツポーズが出るような突き抜けた楽曲はなく、無言のままレコードをB面に裏返しますと、おっ?!とメロディの展開に期待をしてしまう楽曲が流れてくるようになります。

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 "NOTING TO LOSE"
  →https://youtu.be/JtXyAZ1NgRs?si=oNwuu5tEecWFcrB7

 "OUT IN THE STREETS"
  →https://youtu.be/PHKxyMPtzTg?si=3NIuGP1ioxt1ArmF

今思えば、以前に綴らせていただいた次作「 誘惑の炎 (1983)」の欧州的な叙情性がチラホラと顔をのぞかせていますが、私好みの哀愁、クラシカル、泣きのメロディといった琴線に触れまくる要素は「誘惑の炎」に軍配があがりますね アールくん笑顔

 "BURNING HEART(live Texel 1984)"
  →https://youtu.be/YR9prnwHkVY?si=SB2YqO2-4RxIdIiQ

さて、まだまだありますダッチ・メタルの良盤は、また改めてご紹介させていただければと。

因みに、オランダの事を「オランダ」と言うのは日本だけの呼び方で、海外で「オランダ」と言っても通じないそうです (^^;)

●Tracks

01.YOUR LOVE IS IN VAIN
02.BACK ON MY FEET
03.WAIT
04.BURNING HEART
05.READY FOR YOU
06.TOO LATE
07.NOTING TO LOSE
08.LOST IN A CITY
09.OUT IN THE STREETS

●Personnel

Bert Heerink - Vocals
Adrian Vandenberg - Guitars, Keyboards, Backing Vocals
Dick Kemper - Bass, Taurus Pedals, Background Vocals
Jos Zoomer - Drums, Background Vocals

Producer - VANDENBERG, Stuart Epps

BANGIN'

CATEGORYTHE OUTFIELD

BANGIN' / THE OUTFIELD(1987)

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今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、THE OUTFIELD2枚目のアルバム「BANGIN'」となります。

以前、前作「 PLAY DEEP (1985)」をご紹介させていただいた際に、子どもの頃に観ていたTV番組『マンガのくに』のことを綴らせていただきました。3ピースバンドから "スーパースリー" を被らせたベタねたでしたが、『マンガのくに』ではそれ以外にもたくさんの海外アニメが放送されていたんです。その中でも私のお気に入りだった海外アニメをいくつかピックアップさせていただきますと !(^^)!

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 "チキチキマシン猛レース"
  →https://youtu.be/guV1TSNxh2I?si=NfUDYbeBiRPiXvqA

コレは超メジャーなアニメですよね。色んなキャラのレーサー達が個性あふれるマシンに乗って、ゆかいなレースを繰り広げるドタバタコメディ! ブラック魔王の相棒 "ケンケン" の「シシシシ・・・」という笑い声はあまりにも有名かと ヽ(^o^)丿


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 "大魔王シャザーン"
  →https://youtu.be/6R4UVbt5Ik8?si=9fU4HGKCvzzaNWi7

「出てこい、シャザーン!」、「パパラパー!」の掛け声が大好きだった私。双子の兄妹チャックとナンシーが、洞窟で見つけた指輪をはめてみると、不思議な力で大昔のアラビアへとタイムスリップしてしまうんです。そんな二人の前に「どんな望みでも叶える」と告げるシャザーンが現れます。そんな兄妹がシャザーンと共に、元の世界に戻るために指輪の持ち主を探すといった冒険モノ!


 "シンドバッドの冒険"
  →https://youtu.be/S7Im-V7rpx0?si=HoL51ngTUQjZqnQ2

シンドバットと言いましても『アラビアンナイト』のソレとは全く関係のない主人公が、オウムのソルティとヨットで冒険の旅に出るといったお話し。行く先々で悪モノと闘うくだりがあるんですが、装着している "マジックベルト" を引っ張りますと、上半身がムッキムキの怪力少年になって悪モノをやっつけます。カッコ良かったなぁ。


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 "怪獣王ターガン"
  →https://youtu.be/zGA8r5tSviY?si=0g-i3Bldb5CDR9Zy

惑星ターガン王国の王であるターガンが、妻・マーミと息子のケーン、そして個性豊かな怪物たちと平和に暮らしているところに、平和を脅かす様々な宇宙人が現れて戦いを挑んでくるんです。何と言いましても、そのターガン・ファミリーを守る怪物たちが最高でして、岩類人猿・リキラー、宇宙龍のマリュー、恐竜・タングロー、不思議な生物ヒューヒューとポーポー、いやぁ、このアニメは最高でした。


『マンガのくに』は東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送されていましたが、番組の中で繰り返し再放送されていましたので、ビデオの無い時代でも何回も楽しめましたし、私の記憶では、これらのアニメは他局でも放送されていたような気がします?

閑話休題 (*'ω'*)

さて、本題のTHE OUTFIELDは前作が全米アルバム・チャート9位の大ヒットを記録し、トリプル・プラチナ・ディスクを獲得していますので、この約2年振りである「BANGIN'」も、当時はまわりから物凄く期待されていました。

 "SOMEWHERE IN AMERICA 追憶のアメリカ"
  →https://youtu.be/SayvZpfw758?si=TZkcGVwUO6ShkSUD

 "BANGIN' ON MY HEART"
  →https://youtu.be/GQOgRtX8zEM?si=7UrN0wSeFIOfeRjt

前作は英国のハードポップ・バンドらしからぬアメリカン・フィーリング強めの作品でしたが、いきなり物悲しいマイナー調のアルペジオから始まる "追憶のアメリカ" は、私的に掴みはOKの佳曲! 続く "BANGIN' ON MY HEART" もギターの刻みなど、80年代サウンドのハードポップでなかなかどうしての◎ (*^^)v

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 "NO SURRENDER"
  →https://youtu.be/fPUg6wcWhTA?si=I2GxzDGGkRIOcEyH

"NO SURRENDER" は、しっとりとしたキャッチーなメロディと空間的なギターが心地良くて、本作では一番聴いた楽曲かな。

 "SINCE YOU'VE BEEN GONE 遥かなる想い"
  →https://youtu.be/XiMineG1w3U?si=ZX1wnFddcbBmZh_U

スマッシュヒットとなった "遥かなる想い" も湿度高めのメロディアスな佳曲...とまぁ、前作にあった "SAY IT ISN'T SO" や "YOUR LOVE" といった突き抜けた楽曲はありませんが、エモーショナルかつ、良い意味でまったりとしたメロディアスなハードポップがお好みの方にはお薦めの作品となります アールくん笑顔 

THE OUTFIELDのその他の作品や、『マンガのくに』絡みのネタは、また改めてご紹介できればと。

●Tracks

01.SOMEWHERE IN AMERICA 追憶のアメリカ
02.BANGIN' ON MY HEART
03.NO SURRENDER
04.MOVING TARGET
05.LONG WAY HOME
06.PLAYGROUND
07.ALONE WITH YOU 愛はひとりぼっち
08.MAIN ATTRACTION
09.BETTER THAN NOTIING 感じるエモーション
10.SINCE YOU'VE BEEN GONE 遥かなる想い

●Personnel

Tony Lewis – Vocals, Bass
John Spinks – Guitar, Vocals
Alan Jackman – Drums

Frank Callaghan – Additional Vocals
Peter Wood – Synthesizers(Track 7)
The Filth Sisters – Synthesizers(Track 3)
Dee Long – Synthesizer Programming

Producer - William Wittman

GO ON

CATEGORYMR.MISTER

GO ON / MR.MISTER(1987)

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今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、MR.MISTER 3枚目のアルバム「GO ON」となります。

以前綴らせていただいた前作「 WELCOME TO THE REAL WORLD (1985)」から2年振りの作品となりましたが、前作は "KYRIE" や "BROKEN WINGS" といった全米チャート1位のシングル含めてバカ売れしましたから、アメリカを含めた本格的なワールド・ツアーで大忙しだったわけです。その一環で来日公演までも実現し、TVの音楽番組にも出演していたのをよく覚えています。

 "STAND AND DELIVER"
  →https://youtu.be/VpJtPXfMAwA?si=sUBNBG0BLaKcsWQk

で、リーダートラックの "STAND AND DELIVER" は既に来日公演で演奏されていた楽曲でして、隙間のある前半から後半にかけて音に厚みが出てくるパターンの良曲!

 "HEALING WATERS"
  →https://youtu.be/lyyqqT0C6o0?si=JZFLVVxcvlk217AL

やはり前作同様に、Richard PageのボーカルとPat Mastelottoの太鼓が際立っているのは変わりありませんが、先にも述べましたが、全体的に、良い意味で音の隙間が多くなったような気がします。

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 "SOMETING REAL(INSIDE ME / INSAIDE YOU)"
  →https://youtu.be/ZeGntbLdUb0?si=IGDZbTmUqMEHclZE

"SOMETING REAL(INSIDE ME / INSAIDE YOU)" は映画『栄光のエンブレム YOUNGBLOOD(1986)』のサントラに収録されている楽曲です。余談ですが、映画の方はRob LoweとPatrick Swayzeらが出演している青春モノですが、お二人が兄弟役で先に出演していた映画『アウトサイダー(1983)』と比べてしまいますと、私的には今一つ (*'ω'*)

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出典:Amazon

余談ついでにもうひとつ! "SOMETING REAL" は先に日本のこんなアーティストに提供されていた楽曲なんです。

 "SOMETING REAL" 矢沢永吉
  →https://youtu.be/XmIMDhMPQsc?si=O6fTsk671x_PQJVH

厳密に申し上げますと、MR.MISTERがセルフカバーしたことになるんですが、失礼ながら断然彼らの方に軍配が上がりますし、永ちゃんにはちょっと合ってないかな (;^_^A

 "CONTROL"
  →https://youtu.be/P1MzAXPLiGw?si=swsk26LIH3fIQbyr

プロデューサーのKevin Killenは、Peter Gabrielのアルバム「SO(1986)」でエンジニアを務めていた方なんですが、これがまた良いお仕事をされています。Peter Gabrielにも通じるような冷たさを感じるアレンジが、職人集団である彼らのシブい演奏と相まって、実にクオリティの高い作品に仕上がっています !(^^)!

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そして何と言いましても、アルバムラストを締めくくる "THE BOEDER" は、Richard Pageの歌声、美しいメロディ、極上の演奏とアレンジ...しばらく余韻に浸っていたくなる名曲ではなかろうかと (^^♪

 "THE BOEDER"
  →https://youtu.be/Nwg4whwetMI?si=YS9uV6THK8Qo_mKb

まぁ、ただ作品の素晴らしさとは裏腹に、売り上げは急降下の道を辿る事になり、バンドは1989年に解散してしまいます。非常に残念ではありましたが、メンバーは、それぞれスタジオ・ミュージシャンとして復帰し、様々な作品でご活躍されています。

そんな彼らの関連作品は、また改めてご紹介できればと。

●Tracks

01.STAND AND DELIVER
02.HEALING WATERS
03.DUST
04.SOMETING REAL(INSIDE ME / INSAIDE YOU)
05.THE TUBE
06.BARE MY SOUL
07.CONTROL
08.WATCHING THE WORLD
09.POWER OVER ME
10.MAN OF A THOUSAND DANCES
11.THE BOEDER

●Personnel

Richard Page – Bass, Vocals
Steve George – Keyboards, Synclavier, Soprano Saxophone, Vocals
Steve Farris – Guitars
Pat Mastelotto – Drums

John Lang – Lyrics
Alex Acuña – Percussion
Lenny Castro – Percussion
Alan Estes – Percussion
Bill Champlin – Backing Vocals
Tamara Champlin – Backing Vocals
Phil Perry – Backing Vocals
Stan Lee Revue – Backing Vocals
Carmen Twillie – Backing Vocals

Producer - Kevin Killen