YOU NO IT NAME

自分好みの大好きな音楽を、思い出や思い込みを絡めて好き勝手に綴っていきます。80年代の洋楽が多くなりそうです。

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『ZERO CORPORATIONの爪跡 14』HUMANIMAL


  『ZERO CORPORATIONの爪跡 14』 

HUMANIMAL / TALISMAN(1994)

HUMANIMAL HUMANIMAL _back


今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、TALISMAN 3枚目のスタジオアルバム「HUMANIMAL」となります。

14回目となりますこのシリーズは、1990年代に次々と良質なメロディを持つ、主に北欧系のバンドを日本に紹介し、第二次北欧メタル・ブームをこじんまりとマニアの間で勃発させた『ZERO CORPORATION』に、焦点を当てた企画となります。

ところで皆さん、子供の頃に以下のような謎の唄(替え歌?)をうたっていませんでしたか?

"1234(いちに~さんし~)ゴ~リ⤴ラ、ブ~タのケ~ツをな~め⤴た♪"

1234ゴリラ、豚のケツを舐めた...なんちゅう唄 (;^_^A 一体発祥元は何処からなんでしょうか? 地域によって違うのかな?

HUMANIMAL 001

以前に『ZERO CORPORATIONの爪跡』にてデビュー・アルバム「 TALISMAN (1990)」と「 GENESIS (1993)」を綴らせていただきましたが、メロディック・ロック同好の方々が抱く(望む)であろう、北欧メタルの全てが凝縮されたような2枚に、私は感涙を禁じ得ませんでした。そうしますとですね、やはり次の作品が待ち遠しくなる訳で、当時、雑誌のインタビューでは、新作に収録する楽曲を20曲以上は録り終えたなんて記事も読んだりなんかして、リリース後は速攻で購入していました アールくん笑顔

 "HYPOCRITE"
  →https://youtu.be/KGMR7kcfT7Q?si=e60bm0olpUHWh6CF

うん? ...90年代は、グランジ、オルタナ、シアトル、モダンヘヴィネスが世界を席巻していた時代。そんな方向性にシフトチェンジするバンドも沢山いましたので、私はアングリー・ソング的なリーダートラックに一抹の不安がよぎります。

HUMANIMAL 002

 "HUMANIMAL"
  →https://youtu.be/IxqIREZQh-c?si=yz-89-NwwSAWPUYh

 "ANIMAL RITUAL"
  →https://youtu.be/xW2t3jHfq4U?si=P6hZCAMo4GIsjqka

 "FABRICATED WAR"
  →https://youtu.be/4Vs41yGGFOU?si=xmCyA-QsuiwafYA3

しかしながら2曲目の "HUMANIMAL" から、それが杞憂だったことに気付きます。それまでのキラキラ・キーボードは影を潜めますが、1st、2ndにもちょっとしたアレンジ程度にあったグルーブ感が、本作では全面に押し出されています。そしてMarcel JacobのベースとFredrik Åkessonのギターの素晴らしいテクニカルな演奏はまさに鳥肌モノ !(^^)!

従来の所謂北欧メタルといった "型" 、元 YNGWIE J. MALMSTEEN'S RISING FORCEといったところを求める方々からは、評価の低い作品でしたが、彼ら特有の叙情性あるメロディアスな部分はしっかりと残しつつ、躍動感ある "モダンヘヴィネス" なメタルサウンドは、私的にはメチャクチャかっこ良く感じたものです。しかも、次のような美しいアコースティックな楽曲を放り込んできたり...

 "SINCE YOU'VE GONE"
  →https://youtu.be/p5jHAWV-zWQ?si=vNg16i-w7X29DDTZ

次のような私の大好きな "歌謡メタル" もちゃんと仕込まれています。コレ、私的に推しの一曲 (^^♪

 "MY BEST FRIENDS GIRL"
  →https://youtu.be/SALzqSwVrBM?si=g-CIK-Uze6i1rGT8

まぁ、難を言わせていただければ曲数多すぎ...私的には、ちょっと疲れるかな (^-^;

これまでの北欧メタルの "型" を取っ払った彼ら。以降、紆余曲折あったりしながらも、この路線で良盤をリリースしてくれます。その他の作品はまた改めてご紹介できればと。

●Tracks

01.HYPOCRITE
02.HUMANIMAL
03.YOU CANNOT ESCAPE THE REVELATION OF THE IDENTICAL BY SEEKINNG REFUGE IN THE ILLUSION OF THE MULTIPLE
04.ANIMAL RITUAL
05.WASTING R TIME
06.TV REALITY
07.SINCE YOU'VE GONE
08.MY BEST FRIENDS GIRL
09.DEAR GOD
10.BLISSFUL GARDEN
11.LONELY WORLD
12.DELUSIONS GRANDEUR
13.3233 + COLOUR MY XTC
14.FABRICATED WAR

※国内盤独自に編集された曲目でして、しかもヨーロッパ盤は2種類あったりして、マニア泣かせの作品だったりします。

●Personnel

Jeff Scott Soto – Vocals
Marcel Jacob – Bass
Fredrik Åkesson – Guitar
Ronny Lahti – Guitar
Julie Greaux – Keyboards
Jamie Borger – Drums

Producer - Marcel Jacob & Jeff Scott Soto

CAN'T SLOW DOWN

CATEGORYLIONEL RICHIE

CAN'T SLOW DOWN / LIONEL RICHIE(1983)

CAN'T SLOW DOWN CAN'T SLOW DOWN _back


今回ご紹介させていただくアーティストのアルバムは、LIONEL RICHIE 2枚目のソロアルバム「CAN'T SLOW DOWN オール・ナイト・ロング」となります。

1982、3年頃?かと記憶していますが、青年漫画誌『モーニング』に連載されていた『闘魂プロダクション マンガの描き方』という漫画を読まれていた方はいらっしゃいますでしょうか?

CAN'T SLOW DOWN 001

私は『週刊少年マガジン』に連載されていた漫画『1・2の三四郎』が大好きでして、作者の小林まことさん作品は、それから追い掛けることになります。この『マンガの描き方』は、主人公である漫画家 通称Kのデビュー前から人気作家になるまでの道のりが描かれているんですが、コレ、私的には今でも腹を抱えて大笑いしてしまうかなり面白いギャグ・マンガ !(^^)!

この連載の後に、もう売れに売れた『What's Michael? ホワッツ マイケル?』の連載が始まるんですが、実は先の『マンガの描き方』に登場させたトラ猫のくだりに人気が出たため、そのトラ猫をキャラ立ちさせて踊る猫・マイケルが誕生したというのは、ちょっとした小ネタ。

因みにですね、『マンガの描き方』に登場したトラ猫は窒息死、『What's Michael?』の第1話では、いきなりマイケルがマンションの高層階から転落死してしまいますが、どちらも漫画家Kが、事故とは言え、死に至らしめています (;^_^A

さて、その『マンガの描き方』でトラ猫を飼っていたのが、大物漫画家のライオネル理痴夫(りちお)。

CAN'T SLOW DOWN 002

CAN'T SLOW DOWN 003

Kが、まだ漫画家デビュー前にアシスタントで雇ってもらえることになった仕事場で、とんでもないアクシデントが...

おそらく、とんねるずの石橋貴明さんが『みなさんのおかげです』でパロった "ライオネル・リチ夫" の方が認知度が高いと思われますが、ネタもとは『マンガの描き方』?なんじゃないかと(とんねるずも、かなり笑いましたが)

CAN'T SLOW DOWN 004

 "ALL NIGHT LONG(ALL NIGHT)"
  →https://youtu.be/nqAvFx3NxUM?si=BbZTewhkbrX5c69d

 "RUNNNING WITH THE NIGHT"
  →https://youtu.be/wXJ5IHwBLrA?si=I6kekW-u_k10tOi2

 "PENNY LOVER"
  →https://youtu.be/T9zX1V2WYhE?si=ruWLGdoq-jJnG-8C

いやぁ、80年代のLionel Richieの勢いって、凄まじいものがありましたよね。本作「CAN'T SLOW DOWN」は全8曲中5曲がTOP10入りを果たしており、アルバムは全米、全英、全豪で第1位を獲得しているんです。もう、至るところで彼の楽曲がかかっていましたし、以下のリストをご覧になっていただくと、凄まじいと申し上げた意味がお分かりいただけるんじゃないかと。

・ENDLESS LOVE(1981) with Diana Ross(1981年1位)
・TRULY(1982年1位)
・YOU ARE(1983年4位)
・MY LOVE(1983年5位)
・ALL NIGHT LONG(ALL NIGHT)(1983年1位)
・RUNNNING WITH THE NIGHT(1984年7位)
・HELLO(1984年1位)
・STUCK ON YOU(1984年3位)
・PENNY LOVER(1984年8位)
・SAY YOU, SAY ME(1985年1位) ※映画『ホワイトナイツ 白夜』
・DANCING ON THE CEILING(1986年2位)
・LOVE WILL CONQUER ALL(1986年9位)
・BALLERINA GIRL(1987年7位)

ソロ・デビューから13曲連続でトップ10入りを果たしており(その内の5曲がNo.1!)、コレって、まだ誰にも抜かれていない記録だったりするのかな? とか何とか綴っている私ですが、ソウル、ファンク、R&Bといったブラック・ミュージック関係は、かなり疎いジャンル。
でもですね、本作はアルバム全体を通して聴きますと、様々なテイストが程良く相まって、私的には飽きずに聴け通せる上質なポップス・アルバムって感じなんですよね。

 "HELLO"
  →https://youtu.be/mHONNcZbwDY?si=ys2X6YpJU6DZglPh

で、本作中で私的に推しの一曲は、やっぱり "HELLO" かなと。MVは教師役を演じるLionel Richieが、盲目の学生を終始見守り、手を差し伸べようとしている内容なんですが、現代では一歩間違えるとストーカー規制法に抵触する可能性が(^^; しか~し! この胸を締めつける極上のバラードを書いたLionel Richie...只者じゃない。

その他のLionel Richieの作品は、また改めてご紹介できればと。

●Tracks

01.CAN'T SLOW DOWN
02.ALL NIGHT LONG(ALL NIGHT)
03.PENNY LOVER
04.STUCK ON YOU
05.LOVE WILL FIND A WAY 愛はまどろみ
06.THE ONLY ONE
07.RUNNNING WITH THE NIGHT
08.HELLO

●Personnel

Lionel Richie – Vocals, Yamaha GS-1 (2–4), Acoustic Piano (8)

David Cochrane – Synthesizers (01), Synthesizer Programming (01), Vocoder (01), Synth Bass (01), Guitars (01, 05), Backing Vocals (02, 05, 07)
Greg Phillinganes – Yamaha GS-1 (02, 05), Synthesizers (05)
Michael Boddicker – Synthesizers (03, 04, 07, 08), E-mu Emulator sampler (04), Additional Synthesizer (05), Vocoder (07)
John Hobbs – Fender Rhodes (03), Electric Piano (07)
Brian Banks – Synthesizer Programming (05)
Anthony Marinelli – Synthesizer Programming (05)
David Foster – Keyboards (06), Roland Jupiter 8 (06), Moog Bass (06)
Reginald "Sonny" Burke – Fender Rhodes (08)
Darrell Jones – Guitars (02), Acoustic Guitar (04), Electric Guitar (08)
Tim May – Guitars (02), Acoustic Guitar (08)
Carlos Rios – Guitars (03, 07)
Mitch Holder – Guitars (04)
Louie Shelton – Guitars (04, 08)
Fred Tackett – Acoustic Guitar (04)
Steve Lukather – Guitars (06), Guitar Solo (07)
Peter Banks – Guitars (8) ※クレジットされていない?
Abraham Laboriel – Bass (02, 03)
Joe Chemay – Bass (04, 07, 08)
Nathan East – Bass (05)
Paul Leim – Simmons Drums (1), Drums (03, 04, 08)
John Robinson – Drums (02, 06)
Jeff Porcaro – Drums (07)
Paulinho da Costa – Percussion (02, 07)
Charlie Loper – Trombone (02)
Bill Reichenbach Jr. – Trombone (02)
Chuck Findley – Trumpet (02)
Gary Grant – Trumpet (02)
Jerry Hey – Trumpet (02)
Calvin Harris – Backing Vocals (2)
Richard Marx – Backing Vocals (02, 05–07)
Deborah Thomas – Backing Vocals (02, 05, 07)
Kin Vassy – Backing Vocals (02)
Jeanette Hawes – Backing Vocals (06)

Producer - James Anthony Carmichael(01–05, 07, 08)
Producer - Lionel Richie(01–05, 07, 08)
Producer - David Foster(06)

LICENSE TO KILL

CATEGORYMALICE

LICENSE TO KILL / MALICE(1987)

LICENSE TO KILL LICENSE TO KILL _back


今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、MALICE 2枚目のアルバム「LICENSE TO KILL」となります。

毎度唐突ではございますが、皆様はこれまでの人生の中で "トマホーク" って言葉を口にしたことはありますでしょうか? おそらくですが、なかなか口にする機会は無いんじゃないかと思うんですが、1974年頃に放送されていたアニメの『ゲッターロボ』をご覧になっていた方々は、テレビに向かって一緒に "ゲッタートマホーク!" と叫んでいたんじゃないでしょうか !(^^)!

ゲッタートマホークはゲッターロボ(ゲッター1)が使う手斧の武器でして、これで並み居る敵(メカザウルス)を、滅多切りにするんです。
当時は、ラップの芯を棍棒部分にして、刃の部分はダンボールを切り抜き、セロテープで固定して作った手製のトマホークでよく遊んだものです (*'ω'*) 

 【公式】ゲッターロボ 第1話「無敵! ゲッターロボ発進」 <1970年代アニメ>
  →https://youtu.be/DKcwHsW84zQ?si=0qr1haV4xJs5oaS4


いやぁ、ささきいさおさんが歌う主題歌も最高でしたね。因みに、ささきいさおさんが歌う、アニソン私的ベスト3は以下の通り!

1.『新造人間 キャシャーン』
2.『ゲッターロボ』
3.『銀河鉄道999(TVアニメ)』

...久しぶりにカラオケにでも行こうかな♪


LICENSE TO KILL 002

ここしばらく穏やかな音楽を続けてご紹介させていただいておりましたので、ちょっとばかしメタル色を強めて行こうかなと思いまして此方です。

 "SINISTER DOUBLE"
  →https://youtu.be/XBi1xPb-ND8?si=sgzq2L_mQixaVse_

以前綴らせていただきましたデビューアルバム「 IN THE BEGINNING...(1985)」は、大手レーベルATLANTIC RECORDSから "L.A.メタル最後の切り札" なんて言われて、鳴り物入りでデビューを飾りました。内容はヘアメタル全盛期の中では、正統派のヘヴィ・メタルを主とする異質の存在でしたが、私的には野郎臭プンプンの漢メタル、モロJUDAS PRIESTな硬質のメタルを聴かせてくれるお気に入りの良盤でした (*^^)v

先の "SINISTER DOUBLE" は、カッコいい切れのあるリフのイントロ、ノリのいいシャッフルのリズムに、良い意味でクセのあるメロディが◎

 "LICENSE TO KILL"
  →https://youtu.be/_9Ud_8Mb7lM?si=eCQGtyvvHVX51Ek9

 "AGAINST THE EMPIRE"
  →https://youtu.be/Z41LWhn6qEs?si=hr_HCvxGiGzfZsgB

LICENSE TO KILL 003

James Nealのボーカル・スタイルが、JUDAS PRIESTのRob Halhordに酷似していることから、そればかりがクローズアップされてしまいがちでしたが、楽曲はミドルテンポが主軸の佳曲揃い。

 "CHRISTINE"
  →https://youtu.be/759FE7fgPws?si=dWjLVPWKtBLA1DZq

前作にあった欧州的な重さは薄まり、だいぶアメリカンメタルとはなったものの、ヘヴィメタルとしてのカッコ良さは失うことなく、私的には前作を上回る良盤に仕上がっていると感じていました (*^^*) そんな中で、次の楽曲は私的に推しの一曲となります (^^♪

 "BREATHIN' DOWN YOUR NECK"
  →https://youtu.be/qzIvPU2v0Ik?si=L5I8fhRSkP4_rSDo

プロデュースされたMax Normanも良いお仕事をされていまして、彼特有の堅さ、タイトなサウンドプロダクションがUS正統派メタルにガッチリはまっています...とは言え、十分なプロモーションもされず終いで、前作同様全く売れず アールくん涙シクシク…

LICENSE TO KILL 004

全く知らなかったんですが、ギタリストの一人、Mick Zaneは残念ながら2016年に他界されていました。そんな彼を追悼しつつ、また本作を聴き直そうかな。

●Tracks

01.SINISTER DOUBLE
02.LICENSE TO KILL
03.AGAINST THE EMPIRE
04.VIGILANTE 自警団
05.CHAIN GANG WOMAN
06.CHRISTINE
07.MURDER
08.BREATHIN' DOWN YOUR NECK
09.CIRCLE OF FIRE

●Personnel

James Neal- Vocals
Jay Reynolds- Guitars
Mick Zane- Guitars (He passed away in 2016)
Mark Behn- Bass, Backing Vocals
Clifford Carothers- Drums

Producteur - Max Norman

『私的・温故知新録 51』BAND ON THE RUN


  『私的・温故知新録 51』 

BAND ON THE RUN / PAUL McCARTNEY & WINGS(1973)

BAND ON THE RUN BAND ON THE RUN _back


今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、PAUL McCARTNEY & WINGS 5枚目のアルバム「BAND ON THE RUN」となります。※1 & WINGS名義では3枚目 ※2 このピクチャーレコードは1979年リリース(アメリカでは1978年)

さて、日本では1974年3月9日より劇場公開(アメリカでは1973年5月9日)された映画『ペーパー・ムーン』はご覧になったことはありますでしょうか?

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 "映画 ペーパームーン"
  →https://youtu.be/GNKnagT8ybk?si=J2PIaHfYu7Vb7IKx

禁酒法時代(1930年代)のアメリカ中西部が舞台でして、人を騙して聖書を売り付けては小銭を稼ぐ詐欺師のモーゼが、知人女性(恋仲だった?)のお葬式に訪れるシーンから物語が始まります。そこで出会った知人女性の一人娘アディを、遠く離れた親戚の家まで送り届けるよう依頼されることになります。その娘に渡されたお金200ドルをせしめたモーゼは、適当にあしらってアディをひとり列車に乗せようとするのですが、それを目ざとく見ていたアディから「私の200ドルを返せ」と詰め寄られてしまいます (;^_^A 因みにこの "200ドル" のくだりは映画の最後の最後まで絡んできます。

モーゼは嫌々ながらも仕方なくアディを車で親戚の家まで送り届ける事になるのですが、このアディ! なっかなかの曲者でして、機転が効いて非常に頭も良く、詐欺の片棒を担ぐようになって、2人は徐々に実の親子のような絆で結ばれていく...といった感じの心温まるロード・ムービーなんです。

まだ子供でしたので、リアルタイムでは観ていませんが、テレビ放送を録画したビデオ・テープを何度も繰り返し観ては、笑って、ちょっとしたハラハラドキドキがあって、ホロリとさせられて、また笑って、最後は車が遠ざかるラスト・シーンをず~っと観てしまう...そんな映画です。

見どころのひとつとしましては、演出で全編モノクロだという事と、モーゼ役のRyan O'Nealとアディ役のTatum O'Nealは本当の父娘だという事! なるほど納得のピッタリと息の合った演技です。映画の中でも、モーゼが実はアディの実の父親なんじゃないかと、何度か問われるシーンがあって、なかなか洒落が効いています (*^^*)

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因みにお父さんのRyan O'Nealは、皆さん、おそらく一度は聴いたことがあると思われる超有名なテーマ曲の映画『ある愛の詩(1970)』に主演されていましたね。

BAND ON THE RUN 004

それでもって、娘のTatum O'Nealは、これまた私の大好きな映画『がんばれ!ベアーズ(1976)』で凄腕ピッチャーのアマンダ役を演じていました!

閑話休題 アールくん笑顔

つい先日、「BAND ON THE RUN」50周年記念エディションがリリースされたばかりでして、今回は購入を見送るかなぁって思っていますが、でもやっぱり気になって所有の音源を聴いたりなんかして。私は1980年にJohn Lennonの存在を知って、THE BEATLESにハマり、そのまま洋楽の世界にもどっぷりハマって、40数年の月日が経ちます。そんな訳で、一番先にTHE BEATLESメンバーのソロ作品に手を伸ばしたのはJohn Lennon。
今回のPaul McCartneyは、リアルタイムで聴いた「TUG OF WAR(1982)」がお初。続いてリリースされた「PIPES OF PEACE(1983)」!この2枚に魅了された私は、Paul遡りの旅を始めるのですが、誤解を恐れずに申し上げますと、「McCARTNEY(1970)」から「RED ROSE SPEEDWAY(1973)」までは、私的にはしっくり来ず、正直退屈なアルバムだったんです。シングルカットされた楽曲なんかは好きな曲もありましたが...まだ若かったんですよね。で、リリース順に聴いていった私は此方に辿り着くんです。

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 "JET"
  →https://youtu.be/ZwRXxtwcJus?si=Lr5_zuk6--aiXYLs

Paulが飼っていたポニーの名前だった事が、だいぶ時が経って明らかになった "JET" は、私の大好きなパワーポップのキラー・チューン!
間奏の展開やミドル・エイトのレゲエ・カッティング、シンセの絡み方やコーラスも最高ですよね !(^^)!

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このジャケットはやっぱり映画『ペーパー・ムーン』を意識してるのかな。そう言えば漫画『Dr.スランプ』でも、千兵衛さんがモーゼ、アラレちゃんがアディとなって、そのまんまの扉絵があったな。

 "BAND ON THE RUN"
  →https://youtu.be/QZGurhtlve8?si=_MsrL35lkCLuuHk2

そしてアルバムの初っ端に気合のタイトル・トラックを配してくるのですが、"JET" の次にシングル・カットされた "BAND ON THE RUN" が、アルバム売り上げのダメ押しとなって、全米第1位、全英第3位のバカ売れとなるのです。ハードでカントリーで、プログレが入り~ので、シティ・ポップ感も織り交ぜる...当時の音が程よくブレンドされているんですよ。本作をリリースするまでに様々なハプニングが重なったと、関連本で読みました。生意気を申し上げますと、これまでのイイ子ちゃんPaulが、その困難を乗り越え、起死回生の名盤を生み出したんじゃないのかと。
やっぱり彼は只者じゃないんですよね。当たり前か。

私的に捨て曲無しのアルバムですが、最後は "MRS.VANDEBILT" を...この曲も好きだなぁ (^^♪

 "MRS.VANDEBILT"
  →https://youtu.be/L7BSYWhMJBQ?si=3qd4kv1QrEf7DnXo

親父になった私ですが、実は今でも「BAND ON THE RUN」以降の作品が好みだったりします...ハハハ (^^; そんなこんなも含めてPaulのその他の作品は、また改めてご紹介できればと。

●Tracks

01.BAND ON THE RUN
02.JET
03.BLUEBIRD
04.MRS.VANDEBILT
05.LET ME ROLL IT
06.MAMUNIA
07.NO WORDS
08.HELEN WHEELS 愛しのヘレン
09.PICASSO'S LAST WORDS(DRINK TO ME) ピカソの遺言
10.NINETEEN HUNDRED AND EIGHTY FIVE 西暦1985年

●Personnel

Paul McCartney – Vocals, Bass, Guitars, Piano, Keyboards, Drums, Percussion
Linda McCartney – Harmony and Backing Vocals, Organ, Keyboards, Percussion
Denny Laine – Harmony and Backing Vocals, co-lead vocals ("NO WORDS" and PICASSO'S LAST WORDS"), Guitars, Percussion

Howie Casey – Saxophone on "JET", "BLUEBIRD", and "MRS.VANDEBILT"
Ginger Baker – percussion on "PICASSO'S LAST WORDS"
Remi Kabaka – percussion on "Bluebird"
Ian Horne & Trevor Jones (two of Wings' roadies) – Backing Vocals on "NO WORDS"
3 uncredited session musicians – Saxophones on "JET"
Tony Visconti – Orchestrations
Geoff Emerick – Sound Engineer

Producer - Paul McCartney

SIMPLE MISSION

CATEGORYGLASS TIGER

SIMPLE MISSION / GLASS TIGER(1991)

SIMPLE MISSION SIMPLE MISSION


今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、GLASS TIGER 3枚目ののアルバム「SIMPLE MISSION」となります。

以前綴らせていただいた1stアルバム「 THE THIN RED LINE 傷だらけの勲章(1986)」は、いきなり全米第2位の快挙を成し遂げてしまった彼ら。そんな彼らは1982年にカナダのトロントで結成されたバンドでして、結成当時はTOKYOと名乗って活動されていたとか (;^_^A

1988年には2ndアルバム「DIAMOND SUN」をリリースして、誰もが順風満帆と思っていましたが、この2ndアルバム、母国カナダでは最高位6位となりますが、アメリカではデビュー時ほどの成績は収められていません。というのも、彼らは本国ではEMI傘下のキャピトル・レコードと契約していましたが、カナダ以外での販売権を獲得していたのはマンハッタン・レコード。
そのマンハッタン・レコードが他のレコード会社と統合されることになり、彼らはこのゴタゴタにガッツリ巻き込まれる事になってしまいます。その最中でリリースされた2ndアルバムは満足なサポートも受けられず、商業的には惨敗を期す事になるんです。
でもですね、その「DIAMOND SUN」もかなりの良盤です !(^^)! また改めてご紹介させていただければと。

で、それから3年の月日が経ち、私的には突然降ってわいてきた感じのリリースとなった本作。カナダでは密かに?一足早く、1990年にリリースされていたようですが、たまたま立ち寄ったCDショップに陳列されていたのでビックリ。

SIMPLE MISSION 001

 "BLINDED"
  →https://youtu.be/zk4IJnr73yk?si=H8BqxXBqm5qEKidx

全然イイじゃん! 秀悦なメロディラインは相も変わらずで嬉しい限り。しかも前2作よりロック色が強めになっていて私好みに仕上がっています。でも、メンバー(Dr)がひとり減ってるな。色々あったね、おそらく。

 "ANIMAL HEART"
  →https://youtu.be/WHnk2mzAd5k?si=SFttB8_fv22DSe4K

 "THE RHYTHM OF YOUR LOVE"
  →https://youtu.be/Ri3YgSR7z5k?si=3gI4Ur45HijGUDlF

 "(SHE SAID)LOVE ME LIKE A MAN"
  →https://youtu.be/BkicADl_PsA?si=kplUcNsdTX48WGDM

プロデューサーはTom Wermanが主軸となって、彼の人脈でしょうか? とんでもないメンツがサポートにまわり、起死回生を狙った事がよく分かります。そして、出だしはな~んか普通だなぁって感じても、サビメロではしっかりと惹きつけられてしまう楽曲ばかり。流石GLASS TIGERだな アールくん笑顔

SIMPLE MISSION 002

本作の目玉は次の楽曲でしたね。一緒に歌っているのはRod Stewart! 本曲のプロデュースをTom Wermanと一緒にお仕事されているのがJim Creganでして、彼はかつてRod Stewartのバックでギターを弾いていたベテランのミュージシャンだった事からの共演でしょうか?

 "MY TOWN"
  →https://youtu.be/X4K10rVZaJk?si=DOvdLhXZMafD4onY

私の勝手な思い込みですが、ボーカルのAlan Frewはスコティッシュ・カナディアンなんだそうで、そんな訳でこのメロディにRodの歌声が違和感なく乗っかっているんじゃないかと。コレ、Rodがソロで普通にリリースしてたら売れましたよ、きっと。

で、次...私的に胸に染み入る推しの1曲です (^^♪

 "RESCUED(BY THE ARMS OF LOVE)"
  →https://youtu.be/plPg3RUTExI?si=7k3oD5HrVwCK7DXj

カナダでは最高位11位、そしてシングルカット4曲がカナダでトップ10入りを果たしていますので、母国では安定した人気がありましたが、バンドとしては1993年にベスト・アルバムをリリースして、一旦アルバム・リリースから遠ざかることになります。

さて、しつこくカナディアン・バンドを続けてご紹介させていただきましたが、まだまだ沢山の良質なバンド、アーティストの作品があります。それらはまた改めてご紹介できればと。

●Tracks

01.BLINDED
02.ANIMAL HEART
03.LET'S TALK
04.WHERE DID OUR LOVE GO
05.MY TOWN
06.THE RHYTHM OF YOUR LOVE
07.SPANISH SLUMBER
08.SIMPLE MISSION
09.STAND OR FALL
10.RESCUED(BY THE ARMS OF LOVE)
11.ONE TO ONE
12.ONE NIGHT ALONE
13.(SHE SAID)LOVE ME LIKE A MAN

●Personnel

Alan Frew - Vocals
Al Connelly - Guitars
Wayne Parker - Bass
Sam Reid - Keyboards

Tony Thompson - Drums (except tracks 04 and 06)
John Keane - Drums (tracks 04 and 06)

Tom Kelly - Backing Vocals
Tommy Funderburk - Backing Vocals
Rique Franks - Backing Vocals
Jeff Scott Soto - Backing Vocals
Mark Free - Backing Vocals
Paul Rafferty - Backing Vocals

Maria Del Rey - Spanish voice
Rod Stewart - Vocals on "MY TOWN"

Jim Cregan - Acoustic Guitar on "MY TOWN"
Tim Pierce - Additional Guitars
Jim Vallance - Additional Keyboards on "ONE TO ONE"
Gary Herbig - Saxophone Solo on "WHERE DID OUR LOVE GO"
Alex Acuña - Extra Percussion
James Newton Howard - String Arrangement on "WHERE DID OUR LOVE GO"

Producer - Tom Werman
track 05, Produced by Tom Werman & Jim Cregan
track 07, Produced by Sam Reid
track 11, Produced by Tom Werman & Jim Vallance