自分好みの大好きな音楽を、思い出や思い込みを絡めて好き勝手に綴っていきます。80年代の洋楽が多くなりそうです。

『私的・温故知新録 22』DOWN TO EARTH


  『私的・温故知新録 22』 

DOWN TO EARTH / RAINBOW(1979)

DOWN TO EARTH DOWN TO EARTH


今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、RAINBOW4枚目のアルバム「DOWN TO EARTH」となります。

以前綴らせていただいた5枚目のアルバム「アイ・サレンダー DIFFICULT TO CURE(1981)」を聴いて、すっかりハマってしまった私は、RAINBOW巡礼・遡りの旅を始めます。

御大Ritchie Blackmore率いるRAINBOWは、既に「虹を翔る覇者 RISING(1976)と「バビロンの城門 LONG LIVE ROCK 'n' ROLL(1978)」といった名盤をリリースしており、世の中のHR/HMファンを十分に魅了していましたが、更なる高み(アメリカ市場)を目指し、大胆な構造改革を図ります。アメリカで成功するには「王様を殺せ」だとか「古代都市の城門」などといったファンタジーをテーマにした楽曲では通用しないと悟り、バンドの顔、看板であったRonnie James Dio(Vo)をバッサリとクビにしてしまいます。以前よりメンバーのクビ切りでは有名だったRitchieでしたが、流石に「Ronnie James Dioもか?!」と当時のファンは驚かれたようです。

一番バンドを辞めるだろうと噂されていたCozy Powell(Ds)が残り、プロデューサーには旧知のRoger Glover(B)を招聘、鍵盤にはDon Aireyが加入することになります。そして最後の最後にようやく選ばれたのが、この方!

DOWN TO EARTH

「音がうるさい」と、スタジオにイチャモンをつけにきたチンピラではありません (*≧∪≦)


DOWN TO EARTH

興行中のステージに上がり込んで「俺にも歌わせろ」と絡んできたチンピラでもありません ヽ(≧∀≦)ノ


DOWN TO EARTH

"ONLY ONE WOMAN(1970)" という曲がスマッシュ・ヒットとなったロック・デュオ MARBLESのシンガー、Graham Bonnetが加入することになります。

 "ALL NIGHT LONG"
  →https://youtu.be/g2XDORONuuY

 全英シングル・チャート第5位

アルバムのリーダー・トラックから私はガッツ・ポーズ! イントロから "ウォー、ウォー、ウゥ" の唸りからこれまで聴いた事のない声質(がなり声)と圧倒的な声域の広さに驚いてしまいました。これまでのファンは、このキャッチーでポップな楽曲に戸惑ったんじゃないかな。私は大好きですけど アールくん笑顔

ところが、次の曲では一変します!

 "EYES OF THE WAORLD"
  →https://youtu.be/O8FcrH1lDeY

ホルストの組曲「惑星」、「火星」をモチーフにしたイントロ...この張り詰めた緊張感。本作の中では異色の楽曲となりますが、Grahamの実力がこの楽曲で実証され、ステレオの前で正座をして聴いていた私は、ひとり「ホンモノだ」とつぶやいていました。Cozy Powellのスネア打ちから鳥肌が立ち、何と言いましても、若かりし頃のDonが、Ritchieのギターに対して負けじと応戦して、まさに鬼気迫るプレイを感じる事ができる素晴らしい楽曲です。

次にLPのB面1曲目がコレ! ARGENTのギタリストだったRussell Ballardの楽曲ですが、このポップさは際立ってますね~、最高です (*´∀`人 ♪

 "SINCE YOU BEEN GONE"
  →https://youtu.be/1P17ct4e5OE

 全英シングル・チャート第6位 全米シングル・チャート第57位

DOWN TO EARTH

そしてアルバム最後の曲は、RAINBOWの数ある楽曲の中でも私的には上位に入る佳曲です!

 "LOST IN HOLLYWOOD"
  →https://youtu.be/mRLHHftZEJA

賛否両論となった本作ですが、バンドのターニング・ポイントとなったアルバムであることは間違いないでしょう。そして私的には本作がRAINBOW歴代最強の布陣による最高傑作だと思っております。

がっ! 本アルバムのみでGraham Bonnetは脱退 (゚д゚) 1981年にソロアルバムをリリースし、THE MICHAEL SCHENKER GROUPでは名盤「黙示録 ASSAULT ATTACK(1982)」に参加。1983年には満を持して、自身のバンドALCATRAZZを結成し、これまた名盤「NO PAROLE FROM ROCK 'N' ROLL」をリリースすることになります。

RAINBOW関連の作品は、また改めてご紹介できればと。

●Tracks

1.ALL NIGHT LONG
2.EYES OF THE WAORLD
3.NO TIME TO LOSE
4.MAKIN' LOFE
5.SINCE YOU BEEN GONE (Russ Ballard)
6.LOVE'S NO FRIEND
7.DANGER ZONE
8.LOST IN HOLLYWOOD

●Personnel

Ritchie Blackmore – GuitarS
Cozy Powell – Drums
Roger Glover – Bass
Don Airey – Keyboards
Graham Bonnet – Vocals

Producer - Roger Glover

COMMENTS

4Comments

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グラハムボネ太郎

ポップとヘビーの調和

私ももちろんオンタイムじゃないですけど、このアルバムは仰天しましたね。
後追いだけど、ロニー時代を先に聴いていたので変わり様にはビックリ。そして、グラハムの声にビックリ。
もう一枚だけでいいから作って欲しかったと言いつつ、辞めたからこそ奇跡のMSGとアルカトラスが出来たんだからよかったのだろう

  • 2021/12/02 (Thu) 06:24
  • REPLY

blackmore1207

おはようございます。
この変化にはビックリでしたね。
レコードではPOPな楽曲でもライブで聴くと流石RAINBOWといった感じでした。
「I Surrender」もグラハムで最初に録音したそうですが音源はないのでしょうか・・?

管理人

管理人

グラハムボネ太郎さんへ

ホント、ひっくり返りました。指癖リッチーも、聴いた事がない
フレーズが飛び出してきたり、何よりもグラハムの声は衝撃でした!

  • 2021/12/02 (Thu) 07:42
  • REPLY
管理人

管理人

blackmore1207さんへ

おはようございます!
私はアイサレンダーから、すぐに本作に遡った順序でしたので、
ポップな感じはすんなり入りましたが、グラハムの声には、
クリビツテンギョウ!「I Surrender」のグラハム バージョン?
聴いてみたい様な聴きたくない様な(笑)

  • 2021/12/02 (Thu) 07:51
  • REPLY