SPELLBOUND
SPELLBOUND / TYGERS OF PAN TANG(1981)
今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、TYGERS OF PAN TANG2枚目のアルバム「SPELLBOUND」となります。
皆様、新年、明けましておめでとうございます!
さて、今回は2022年初記事となる訳ですが、今年は何と言いましても『寅年』。そして、虎と言えば、この方!
そうです、 "ジュリー" こと沢田研二さんです!
えっ? 意味が分かりませんか?...YOU NO IT NAME得意のベタな展開にしているつもりなんですが、チョット古過ぎましたでしょうか?
また偏重の思いが強くなりますが、幼い頃の私にとって、ジュリーとは歌謡界のスーパースターであり、ファッション・リーダーであり、今尚、永遠のアイドル的存在に君臨されているお方。そのジュリーがソロ歌手になる前に所属していたのが、ザ・タイガースという名のグループ・サウンズ(和製英語)でした。
左端奥に立つ方は、現在は俳優の岸辺一徳さんですが、知る人ぞ知る、名ベーシストだったんですよ~。
ザ・タイガースは1967年にデビューし、1971年には解散をしていますが、私がリアルタイムで認識できたのは1981年に同窓会的な企画で再結成した時のこの曲。
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出典:amazon
"色つきの女でいてくれよ"
→https://youtu.be/jqhFJhAaflY
1969年に加入した岸辺シローさんのタンバリンが炸裂! 因みに岸辺シローさんは、岸辺一徳さんの弟さんですが、私的には、その昔日本テレビで放送されていた「西遊記」の沙悟浄役が印象深い (*'v`d)
さて、本題のTYGERS OF PAN TANG(以下、T.O.P)となりますが、以前も綴らせていただいた4枚目のアルバム「危険なパラダイス THE CAGE(1982)」に収録されていたシングル曲の "LOVE POTION NO.9" を聴いて、T.O.PそしてギタリストのJohn Sykesにハマってしまった私は、すぐさま遡って本作に辿り着きます。デビュー・アルバム「WILD CAT(1980)」では初代ボーカリストのJess Coxが歌っていましたが、これがまた酷い一本調子の濁声 (;´Д`) あくまでも私の想像に過ぎませんが、敏腕プロデューサーのChris Tsangarides辺りからの助言もあって、ツインリード・ギター化そしてボーカル・チェンジを図ったのではなかろうかと。
"HELLBOUND"
→https://youtu.be/UrPnChtcCkE
ハッキリ言って、 "月とスッポン" 、 "雲泥の差" などという言葉は、この為にあるのではないかというくらい、T.O.Pは大きく生まれ変わります。新ギタリストのJohn Sykesは端正な顔立ちと華麗なギター・ワークで一気にHR/HMキッズ(私も)を熱狂させただけでなく、曲作りにも大きく貢献し、楽曲をメロディアスに、そして構成に奥深さを与えます。
"MIRROR"
→https://youtu.be/Egm5XBLTaV0
Jon Deverillの表現力豊かな憂いのある声質も、バンドの力量を大きく向上させているところかと (´∀`)b
"TYGER BAY"
→https://youtu.be/beuH6hypqZg
そしてアルバム最後を飾る、哀愁溢れるメロディの "DON'T STOP BY" は私的に本作イチオシの名曲です。
"DON'T STOP BY"
→https://youtu.be/CdXl8jjUMfA
Wジョンの新加入により、本作は捨て曲など一切ないT.O.Pの最高傑作となりましたが、同時にHR/HM史上、屈指の完成度を誇る名盤であることも付け加えさせていただきます。
その他のT.O.P並びにJohn Sykes関連の作品は、また改めてご紹介できればと。
本年も何卒宜しくお願いします
●Tracks
01.GANGLAND
02.TAKE IT
03.MINOTAUR
04.HELLBOUND
05.MIRROR
06.SILVER AND GOLD
07.TYGER BAY
08.THE STORY SO FAR
09.BLACKJACK
10.DON'T STOP BY
《 Bonus Tracks 》
11.ALL OR NOTHING (Small Faces cover)
12.DON'T GIVE A DAMN (B-Side to Hellbound single)
13.BAD TIMES "Bad (From "The Audition Tapes", 1979)
14.IT AIN'T EASY (Studio outtake, previously unreleased)
15.DON'T TAKE NOTHING (From "The Audition Tapes", 1979)
●Personnel
Jon Deverill – Lead and Backing Vocals
Robb Weir – Lead Guitar, Backing Vocals
John Sykes – Lead Guitar, Backing Vocals
Richard "Rocky" Laws – Bass, Backing Vocals
Brian "Big" Dick – Drums
Producer - Chris Tsangarides