自分好みの大好きな音楽を、思い出や思い込みを絡めて好き勝手に綴っていきます。80年代の洋楽が多くなりそうです。

『私的にこの1曲! 11』STEVE PERRYになりたい人たち編


  『私的にこの1曲! 11』 

STEVE PERRYになりたい人たち編

80年代をリアルタイムで通ってこられたメロディ愛好家の方々は、人それぞれの趣味趣向はあるにせよ、TOTO、BOSTON、REO SPEEDWAGON、STYXといったところを全部嫌いって方は、希少なのではないかと。で、それらのバンド、アーティストに影響を受けた、または受けたであろうバンドは世の中に星の数ほど存在しています。特に今回のネタとなるJOURNEYは、TOTOと並んで、数々のバンドに影響を与えた方たちではないでしょうか。

Steve Perry

かつては、そのフロントマンであったボーカルのSTEVE PERRYに焦点をあてた訳ですが、まぁこの方をリスペクトされているボーカリストも世の中にどのくらいいらっしゃるのか (^^;) 今回はその中でも私的に選りすぐりのアーティストをピックUPしてご紹介させていただきます。因みに、STEVE PERRYになりたいかどうかは私の勝手な解釈と思い込みとなりますので、予めご了承のほど m(_ _ )m


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 "ALL NIGHT"   PREVIEW(1983年)
  →https://youtu.be/UeRHa3HAdEE

Jon Fioreというボーカリストが在籍していたアメリカのバンドがリリースした唯一のアルバム。
当時全く知らなかったバンドでしたが、何年後かに中古レコード屋さんで猟盤していて、プロデューサーにKeith Olsenの名前を見つけて購入。上質な産業ロックとその完成度の高さに当時はビックリ! 何で国内盤が出なかったのか不思議な作品です。
以降、しばらく姿を消したJon Fioreでしたが、1998年にHAREM SCAREMのメンバーが全面協力のもと、ZERO CORPORATIONからFIORE名義でアルバムをリリース。これもなかなかの佳作ではありましたがPREVIEWには及ばずでした。


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 "LISTEN TO WHAT I SAY"   DEPARTURE(2002年)
  →https://youtu.be/fGJZ18I8i_M

Mike Walshなるアーティストが80年代中頃に結成したバンドというよりかはソロ・プロジェクト。
アメリカはニュージャージー界隈のクラブで鳴かず飛ばずの時期を過ごすも、1998年にデビューアルバム「DEPARTURE」をリリース。これがメロディ愛好家の間で話題を呼び、翌年「OPEN YOUR MIND(1999)」と続けて良盤をリリース。1st、2ndとボーカルがそれぞれ代わり、本作も全くの無名だったTimothy Lewisなるボーカリストを加入させて制作されましたが、これがまた前作に劣らずの、透明感あふれるコーラスワークとキャッチーなメロディアス・ハードロックが堪能できます。
ここから10年振りとなる「HITCH A RIDE(2012)」をリリースしましたが、これもまたボーカルが違う人に (-_-;) でもその名もDEPARTURE...ボーカル云々ではなくJOURNEYになりたかったのかな (*'ω'*)


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 "MEGA FORCE" 707(1982年)
  →https://youtu.be/MKUQpQY69qg

皆さんはKevin Chalfantというボーカリストはご存知でしょうか? 私が勝手に思うに、STEVE PERRYになりたい人の1、2位を争う方なんじゃないかと。
因みにこの方のバンド遍歴は以前綴らせていただいた THE STORM の他に、STEEL BREEZE、TWO FIRES、SHOOTING STARその他諸々と、決して超メジャーなバンドではなくともメロディ愛好家の中では名の通った上質なバンドです。しかもですね、この方が参加した作品にはハズレが無いんです。本作も捨て曲無しの産業ロックの名盤です。ソロではJOURNEYのカバー・アルバムをリリースしていますよ。


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 "YOU'RE NOT ALONE"   RAMOS - HUGO(2008年)
  →https://youtu.be/40YKddN_geA

この方もですね、かなりSTEVE PERRYになりたい人じゃないかと。
ボーカルはHugo Valentiという方で、VALENTINEというバンドで1990年に「VALENTINE」でデビュー。その後、大人の事情でバンド名をOPEN SKYZに改名し、アルバム「OPEN SKYZ(1993)」をリリースするも、この時代のロック・シーンはオルタナティヴ/グランジ色に染まっており、レーベルの冷遇にも遭って、バンドは撃沈。
しばらく姿を消していましたが、1997年にTENのメンバーが全面協力のもと、これまたZERO CORPORATIONからHUGO名義でアルバムをリリース。これはですね、VALENTINE、OPEN SKYZを凌ぐ作品となり、私の別の企画「 ZERO CORPORATIONの爪跡 」で改めてご紹介できればと。で、本作はJOURNEYが大好きな社長のSerafino Peruginoが立ち上げたFRONTIERS RECORDSからの企画モノ。とは言え、手抜きのない上質なメロディックロックが展開されており、Josh Ramosの素晴らしいエモーショナルなギターも相まって、なかなかの良盤に仕上がっています。


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 "SOMEWHERE SHE WAITS"   TALL STORIES(1991年)
  →https://youtu.be/JPcqODFozlg

最後はちょっと掟破り(何に対しての?)かもしれませんが、ボーカルはこの後にTYKETTOへも加入することになるSteve Augeri...もう皆さんご存知の「元JOURNEY」という強力な肩書きが付いたボーカリストですね。
本作は直球ストレートなロックが展開されていますが、愛好家の琴線に触れるメロディックロックもチラホラ散りばめられていてHARDLINEあたりがお好きな方は気に入っていただけるかもしれません。でも彼が参加したJOURNEYの「ARRIVAL(2000)」、「RED 13(2002)」は私的には大好きなアルバムでした (^^♪


皆様、如何でしたでしょうか?

うん? 「ただSTEVE PERRYの声質に似ているアーティストをピックUPしただけじゃないか」と...ハハハ、そうとも言えるかもしれませんね アールくん笑顔

さぁ! いよいよ待ちに待ったJOURNEYの新譜がリリースされますね。いやぁ、楽しみだなぁ。

 "YOU GOT THE BEST OF ME" JOURNEY
  →https://youtu.be/bdlT-nYaRAA

詳しくはJOURNEY愛に満ち溢れたjackteraさんのブログ「産業ロック万歳ブログ」をご覧になってください。 http://jacktera.blog.fc2.com/blog-entry-536.html

その他JOURNEY関連の名盤の数々は、また改めてご紹介できればと。

COMMENTS

10Comments

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blackmore1207

こんばんは。
面白い企画ですね!
個人的にスティーヴ・リー(ゴッドハード)も似ているような気もいたします。

グラハムボネ太郎

知らんかった∑(゚Д゚)

FIOREのファーストとセカンドは結構お気に入りで聴いてました。
後にPREVIEWのCDを買い、こりゃなかなかいいなぁ〜って。
同じ人だったんですね。私がライナーを読まなかったのか? 久しぶりにFIOREをYouTubeで聴いてます!

  • 2022/05/25 (Wed) 18:12
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管理人

blackmore1207さんへ

こんばんは!
Steve Leeもですね、ちょっと頭にはあったんですが、
GOTTHARDがJOURNEY色薄かったので、外したん
です。GOTTHARDは大好きなバンドですけど^ ^

  • 2022/05/25 (Wed) 18:46
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グラハムボネ太郎さんへ

確かライナーノートに書いてあったと記憶しています。
しかし当たり外れは激しかったですが、ZERO CORPORATION
の目の付けどころは他のレーベルと一線を画してましたよね。
PREVIEWは好きっス^_^

  • 2022/05/25 (Wed) 18:56
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jacktera

( ゚ェ゚)ハッ!

またもご指名賜りましたJackteraで御座いますm(_ _)m

自分は思いっきりJourney贔屓(Perry贔屓かも)な人間でSteve Perryの声に似てるとか言われると逆に
拒絶反応が覗いたりするへそ曲がりです。「全盛期のPerryはこんなもんじゃ無い、もっと凄かった」等々・・・
嫌ですね~偏屈で(自分でも嫌になる)と言う事で自分ブログは思いっきり偏った内容なのでこちらのブログ
YOU NO IT NAMEさんを参考にする事をお薦めします(`・ω・´ゞ)ビシッ!

管理人

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jackteraさんへ

毎回申し訳ございません。
困った時のjackteraさん頼み...無茶振り、手抜きとも言いますが(;^ω^)
偏屈? いやいや、実直さが滲み出ていて、なんて言うか、その、自分がおバカ
過ぎて恥ずかしくなる時があります。また宜しくお願いしまーす^ ^

  • 2022/05/25 (Wed) 20:50
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SMO

こんばんは。

記事と関係ない話すみません・・・

TOTOやFOREIGNERがボーカルを変えながら、最後はオリジナルメンバーがほとんどいなくなっても活動をしているのを見てきて、外国のロックバンドというのは、不変の中心メンバーがいて、その他のメンバーは、たまたまその時やりたい人間と継続していくのが普通だと思っていますが、JOURNEYに関してだけは、Steve Augeriが出てきて以来(2人だけですが)外見は全く違っても、声だけは「JOURNEY 物まねグランプリ優勝者」(笑)みたいな人を意図的に選びながらやっている気がしてなりません。

  • 2022/05/25 (Wed) 21:11
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管理人

管理人

SMOさんへ

ほんの一瞬だけ、Jeff Scott Sotoが加入した時がありましたが、
「何か、ちっがーう!」と思ったんでしょうね。意図的なのか、知らずのうちになのか、
Steve Perryの幻影を追ってしまうのかもしれません。まあ、それだけ彼は偉大なボーカ
リストだったのかな。って、まだお元気ですよね^ ^

  • 2022/05/25 (Wed) 21:42
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akakad

Journeyはアルバム全体が好きといえるのはGenarationsとRaised On Radioだけで他は捨て曲が入ってるという印象です
Generationsが1番好きで歌唱は最低限で楽曲優先のとらえ方なので各メンバーの歌唱もいいものだなと思ってます
Beyond the Cloudsはニール・ショーンのベストプレイの一つだと思います

管理人

管理人

akakadさんへ

奇しくも同じ意見かも。なかなか通しで飽きずに聴ける彼らのアルバムってないんです。熱烈なJourneyファンからはお叱りを頂戴するかもしれませんが、私が一番好きなのはSteve Augeri時代の作品だったりします^^;

  • 2023/02/20 (Mon) 13:46
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