FIELDS OF FIRE
FIELDS OF FIRE / COREY HART(1986)
今回ご紹介させていただくアーティストのアルバムは、COREY HERT3枚目のアルバム「FIELDS OF FIRE」となります。
その昔、私の両親は街中で飼い主に連れられているコリー犬を見る度に「あっ! ラッシーがいる」と必ず言っていま した。
海外で大ヒットしたドラマ「名犬ラッシー」は、私が生まれる前に日本でも放送されてお茶の間の人気者(犬)になり、私が幼い頃にも「新・名犬ラッシー」として再放送されていたようですが、記憶が殆どありません。おそらく私的には子供ながらに退屈だったんじゃないかと (;^_^A
さて、80年代はカバー曲が大ヒットして一躍 "時の人" となるアーティストが結構いらっしゃいました。私的にその類いの方々で、パッと思い浮かぶのはこんな感じではないかと。
"ALL RIGHT NOW(1984)" ROD STEWART
→https://youtu.be/65uNN9RTBOI
御大は "時の人" って訳ではありませんが、これはFREE(1970)のカバーで全米シングル・チャート第72位
"EVERYTIME YOU GO AWAY(1985)" PAUL YOUNG
→https://youtu.be/nfk6sCzRTbM
DARYL HALL & JOHN OATES(1980)のカバーで全米シングル・チャート第1位
"YOU KEEP ME HANGIN' ON(1986)" KIM WILD
→https://youtu.be/xJZF-skCY-M
THE SUPREMES(1966)のカバーで全米シングル・チャート第1位。その他多数のアーティストやバンドがカバーしています。
"I SAW HIM STANDING THERE(1987)" TIFFANY
→https://youtu.be/gIYeNkFNavQ
THE BEATLESの "I SAW HER STANDING THERE(1963)" を女性目線の歌詞や曲名に変えてカバーし、全米シングル・チャート第7位
"夢の中へ(1989)" 斉藤由貴
→https://youtu.be/K77Y-F9Re5A
井上陽水さん(1973)のカバーでオリコン週間2位(年間14位) (;^ω^)
本題のCOREY HARTは、カナダはケベック州出身のシンガーソングライターで、1983年にアルバム「FIRST OFFENSE(1983)」でデビューを飾ります。シングルの "SUNGLASSES AT NIGHT" のヒットも手伝って、全米アルバム・チャート第31位の好スタートを切ります。続いてリリースした2ndアルバムの「BOY IN THE BOX(1985)」は 全米第20位を記録し、ここで彼は早くも絶頂期を迎え、同郷の先輩シンガーBRYAN ADAMSと比較されることもしばしば。
今回の「FIELDS OF FIRE」は大ブレイクのあとということで、所謂、真価を問われる作品となる訳ですが、何と言いますか、純粋かつ誠実でひたむきさといったものが、こんこんと湧き出てくるような作品に仕上がっています。
"I AM BY YOUR SIDE"
→https://youtu.be/MWlOQgeR-ek
前作に収録されている "NEVER SURRENDER" のアンサー・ソングとも言われていますが、これは心に沁みる佳曲です (ノД`)・゜・。
"DANCIN' WITH MY MIRROR"
→https://youtu.be/bGav9BCLTsA
"TAKE MY HEART"
→https://youtu.be/KV6gFqm8iTo
ハッキリ申し上げて、前作、前々作と比較すると、地味な印象を受けてしまうのは否めないところ。でも、本作はなかなかどうしての佳曲揃いで捨て曲がありません。何と申し上げましても、80年代のカバー曲の中では、私的にトップ・クラスに君臨しているのが、次の楽曲
"CAN'T HELP FALLING IN LOVE 好きにならずにいられない"
→https://youtu.be/CJLU_f6DIws
Elvis Presleyが1961年にリリースした大ヒット曲のカバーとなりますが、私的には原曲を遥かに超えたある意味、スピリチュアル的なものを感じてしまう、バラードの名曲かと (*^^*)
私の勝手なイメージとなりますが、本アルバムは彼の作品の中では、一番カナダの空気が漂う好盤です!
さて、COREY HARTのその他の作品は、また改めてご紹介できればと。
因みに、両親は水族館やテレビでイルカを見ると「あっ! フリッパーがいる」と必ず言っていました (*'ω'*)
![]()
出典:amazon
●Tracks
01.I AM BY YOUR SIDE
02.DANCIN' WITH MY MIRROR
03.TAKE MY HEART
04.ANGRY YOUNG MAN
05.GOIN' HOME
06.CAN'T HELP FALLING IN LOVE 好きにならずにいられない
07.BROKEN ARROW
08.POLITICAL CRY
09.IS IT TOO LATE?
10.JIMMY RAE
11.BLIND FAITH
●Personnel
Corey Hart – Lead and Backing Vocals, Keyboards
Gary Breit – Keyboards, Backing Vocals (5)
Jon Carin – E-mu Emulator II Programming, E-mu SP-12 Drum Programming
Ritchie Close – E-mu Emulator II Programming (6)
Michael Hehir – Lead and Rhythm Guitars, Sitar (3)
Russell Boswell – Bass
Bruce Moffat – Drums
Frank Opolko – Tambourine (10)
Andy Hamilton – Saxophones
Producer - Corey Hart, Phil Chapman
Co-Producer - Richie Cannata(4, 9, 10)
Additional Engineer - Andy MacPherson(6)