自分好みの大好きな音楽を、思い出や思い込みを絡めて好き勝手に綴っていきます。80年代の洋楽が多くなりそうです。

PROPHET

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PROPHET / PROPHET(1985)

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今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、PROPHETの1stアルバム「PROPHET」となります。

1980年に米ニュージャージーで結成されたバンドは、後にDANGER DANGERのボーカルになるTed PoleyやBON JOVI人脈に絡むDean Fassanoがメンバーに名を連ねていたことで知られるバンドです。

Ted Poleyはいまやメロディアス・ハード・ロック界隈では引っ張りだこのベテラン・ボーカリストですが、Dean Fassanoの方は2009年にわずか54歳の若さで他界されてしまいました。素晴らしボーカリストでしたので、もっと作品を残していただきたかったですね。

さて、当時のヘビー・メタル専門誌のレコード・レビューで高得点だったこともあり、西新宿の輸入盤専門店にて迷わず購入。といいますのも、先に聴いていた友人から「これは来てるぞ」と言われて聴かせてもらったリーダー・トラックの "STREET SECRETS" だけで、既に鳥肌が立ちまくりでしたので。

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当時のレコード・ジャケットはこれでしたね。

本作は、雄大さを感じさせるキーボードを取り入れたアメリカン・プログレ・ハードと呼べるサウンドで、キャッチーではありますが、湿り気をおびた叙情派のボーカル・メロディは、メロディアス・ハード・ロック愛好家の心を一気に鷲づかみにしてくれます。捨て曲はありません アールくん笑顔

ボーカルがRussell Arcaraに変わり、ハード・ポップ色を強めた2ndアルバム「CYCLE OF THE MOON」(1988年)もなかなかの好盤でしたが、3rdアルバムは2ndのアウトテイクに新曲を足してリリースといった内容に、正直がっかりしてしまいました。そのままバンドは90年代初頭に解散してしまいます。

なにはともあれ、私的には1stアルバムはメロディアス・ハード・ロック史上に残るお薦めの名盤です。

前述しました2ndアルバムにつきましては、また改めてご紹介できればと。

●Tracks
01.STREET SECRETS(ドラマティックなイントロから、スリリングそして哀愁のメロディが胸を打つ名曲)
02.HEART OF THE NIGHT
03.AWAY FROM YOU
04.SLOW DOWN
05.POWER PLAY
06.EVERYTHING YOU ARE(叙情的なパワー・バラード)
07.IT'S REAL
08.SAIL AWAY
09.LISTEN TO YA'
1994年の初CD化に伴って現在のジャケットに変わりました。
私の所有するCDは2001年と2012年の再発盤。

●Personnel

Ken Dubman - Guitars
Dean Fassano- Vocals
Scott Metaxsas - Bass
Ted Poley - Drums、Vocals
Joe Zuikowski - Keyboards
Executive Producer - Lonnie Simmons
Producer - PROPHET & Barry Harris

COMMENTS

2Comments

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グラハムボネ太郎

いいバンドでした

突き抜けた名曲が無かったのと、特徴的な声のボーカルではなかったことが売れなかった要因なのかもしれませんね。

  • 2021/03/04 (Thu) 07:22
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管理人

管理人

グラハムボネ太郎さんへ

確かに偉大なる先人たちが既にやっていたことに、一曲だけでも肉薄する曲があればと思います。
そういった惜しい!バンドかなりいますけども。でもこれは今でも愛聴しています。

  • 2021/03/04 (Thu) 07:35
  • REPLY