PICTURE THIS
PICTURE THIS / HUEY LEWIS AND THE NEWS(1982)
今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、HUEY LEWIS AND THE NEWS2枚目のアルバム「PICTURE THIS
ベイ・エリアの風」となります。
さて、以前も綴らせていただいたアルバム「 SPORTS (1983)」は、TOP10シングルが5曲も生まれ、アルバムはアメリカだけでも700万枚のセールスを記録する大ヒットとなって、全米アルバムチャート第1位を獲得します。そんなHuey Lewisも、朋友のSean Hopperと70年代後半にCLOVERというバンドで、しばらくイギリスで活動している時期がありました。所謂、下積み時代というやつですが、ある時、THIN LIZZYのオープニング・アクトとして起用され、その縁で「LIVE AND DANGEROUS(1978)」にHUEY LEWISはハーモニカ奏者として参加し、Phil Lynottのソロ・アルバム「ソーホー街にて(1980)」にも、ゲストで参加しています (*^^*)
"GIVING IT ALL UP FOR LOVE" Phil Lynott
→https://youtu.be/O8gqZx9BgKk
因みに、当時のHUEY LEWISは、ハーモニカ奏者としてPhil Lynott以外にも、様々なアーティストの作品に参加していますよ!
アメリカに戻った彼は、1979年にサンフランシスコでHUEY LEWIS AND THE NEWSを結成し活動を開始します。 運よくメジャーレーベルのクリサリスとの契約を獲得して、1980年にデビューアルバム「HUEY LEWIS AND THE NEWS」のリリースに漕ぎ着けることに...
"DON'T MAKE ME DO IT"
→https://youtu.be/3s3ZwKkeEgk
しかしながら商業的には惨敗を期し、アメリカという巨大な市場で、当時ベイ・エリアを中心にわずか3、4万枚を売ったにすぎなかったそうです。確かに私的にも、パッとしないアルバムでしたが、その中でも "DON'T MAKE ME DO IT" を始め、実はこの先の彼らを予見させる佳曲がチラホラと (^-^)
それから約2年の月日が経ち、彼らは失敗の許されない背水の陣で本作の制作に臨みます。
"WORKIN' FOR A LIVIN'"
→https://youtu.be/lcIK3akktLU
レコード・レーベルからはコマーシャルな売れ線の楽曲を望まれましたが、むしろ彼らはソレに対して斜に構えることなく、彼らの本質をしっかりと残しつつ、昇華させることに成功しています。
"HOPE YOU LOVE ME LIKE YOU SAY YOU DO サンフランシスコ・ラヴ・ソング"
→https://youtu.be/0-QP5HmDMIs
全体的にコマーシャル化を意識したことで、厚みとメリハリが生まれ、私的にはガッツポーズもののアメリカン・ロックに仕上がっています !(^^)!
"GIVING IT ALL UP FOR LOVE 5時半からのデート"
→https://youtu.be/XY3ZSwGM3Fk
このカバーはお世話になったPhil Lynottへ敬意を表してのことか? 心温まるアレンジでの佳曲。
さて、次は私のオリジナル編集テープの常連だったイチオシの楽曲! Robert John "Mutt" Langeの作詞作曲です (^^♪
"DO YOU BELIEVE IN LOVE ビリーヴ・イン・ラヴ"
→https://youtu.be/BzIbyDbmsyg
シングルのジャケットは、当時の国内盤LPのジャケットで、鈴木英人さんのイラストから察するに、シティ・ポップ路線で売り出していたのでしょうか
まぁ、何はともあれ「PICTURE THIS」は、ブレイク寸前の彼らの良盤です! その他のHUEY LEWIS AND THE NEWSの作品はまた改めてご紹介できればと。
最後は "DO YOU BELIEVE IN LOVE" の原曲...オマケです。ボーカルはRobert John "Mutt" Langeだったりします。
"WE BOTH BELIEVE IN LOVE" SUPERCHARGE
→https://youtu.be/PvxamEjpx4Q
●Tracks
01.CHANGE OF HEART
02.TELL ME A LITTLE LIE 小さな偽り
03.GIVING IT ALL UP FOR LOVE 5時半からのデート
04.HOPE YOU LOVE ME LIKE YOU SAY YOU DO サンフランシスコ・ラヴ・ソング
05.WORKIN' FOR A LIVIN'
06.DO YOU BELIEVE IN LOVE ビリーヴ・イン・ラヴ
07.IS IT ME
08.WHATEVER HAPPENED TO TRUE LOVE
09.THE ONLY ONE
10.BUZZ BUZZ BUZZ
●Personnel
Huey Lewis – Vocals
Chris Hayes – Lead guitar, Backing Vocals
Johnny Colla – Rhythm Guitar, Saxophone, Backing Vocals
Mario Cipollina – Bass
Bill Gibson – Drums, Percussion, Backing Vocals
Sean Hopper – Keyboards, Backing Vocals
Tower of Power – Brass
Producer - HUEY LEWIS AND THE NEWS