『私的にこの一曲!14』THE BEATLES編 PART.Ⅰ
THE BEATLES編 PART.Ⅰ
ここ最近は急に気温が下がり、慌てて厚手の服を引っ張り出した今日この頃。まぁ、12月ですからね、これからどんどん寒くなりますね。
私は、今から42年前の12月にJohn Lennonとの出会いと別れを同時に経験し、それからTHE BEATLESに興味を持ちはじめました。それまでは邦楽一辺倒だった私が、あっという間に洋楽にのめり込む事にもなります。
当時、同じキッカケでTHE BEATLESや洋楽を聴き始めた友人もいましたが、お兄さんやお姉さんがいる人は、既に洋楽を聴いていたりして、後者の方々は、私にとっては貴重な情報源であり、音源の入手先だったりしました
そんなある日、クラスの秀才E君から声を掛けられる事がありました。それまでは殆ど会話をしたことの無かったクラスメイトでしたので正直驚いでしまいましたが、こんな感じの会話だったと記憶しています。
E君:「ビートルズが好きみたいだよね?」
私 :「えっ? まぁそうだけど、E君も聴くの?」
E君:「うん、姉貴が好きで自然と僕もって感じなんだけど。ところでビートルズの曲では何が一番好き?」
私 :「ええ、"HELP" とか "A HARD DAY'S NIGHT" とか "YESTERDAY" とか "TICKET TO RIDE" とか、う~ん、絞り込むのは難しいな」
意外な人から、まだ聴き始めて間もないTHE BEATLESの事を聞かれて、嬉しくなってしまった私は一気に親近感を持ったのは言うまでもありません。
私 :「ところでE君は何が一番好きなの?」
E君:「僕はね...」
"DON'T LET ME DOWN" Rooftop Concert
→https://youtu.be/NCtzkaL2t_Y
"DON'T LET ME DOWN"??? 『NEW HORIZON』を読んで英語の授業を受けていた若者が、"DON'T LET ME DOWN" を一番好きな曲に挙げること自体、今思えば大人びた子だなと思ったりしますが、何よりも私は当時 "DON'T LET ME DOWN" という曲を全く知りませんでした (;゚Д゚)
"And if somebody loved me she do me, Ooh, she do me, Yes she does.(たとえ彼女のように愛してくれる女性が過去にいたとしても、彼女ほどではなかった)" なんて歌詞にもある通り、JohnがYokoへの想いを率直に歌った楽曲でして、シングル盤 "GET BACK(1969)" のB面に収録されていました。"DON'T LET ME DOWN(がっかりさせないくれ)" と懇願するように繰り返すリフレインは、当時Yokoにぞっこん(振り回されていた?)だったJohnの心情が伝わってくる佳曲。
![]()
出典:Amazon
本曲は当初TVショウとして公開する予定だった『GET BACK SESSION』中にレコ―ディングされ、いくつかのテイクが存在しています。
"DON'T LET ME DOWN(Take 2) " Rooftop Concert
→https://youtu.be/OIQNEv3XfAE
スタジオのありのままを見せるといったコンセプトから始まった『GET BACK SESSION』は、四六時中カメラが回っている撮影状況になるわけで、メンバーはストレスが溜まり、我慢の限界に達してしまったそうです。
現場復帰の条件をメンバーが色々と提示する中、George HarrisonがBilly Prestonの参加を条件提示するんです。それが功を奏して、本曲もそうですが、Billy Prestonが奏でるエレピの音色が、数々の名曲に花を添える事に !(^^)!
クラスメイトのE君はその後、とんでもなく偏差値の高い進学校にすすみます。E君から教わった数々の大人びた楽曲の良さは、お酒を呑みながら音楽を聴く年頃になって、ようやくわかるようになりました (^^♪
"DON'T LET ME DOWN"
→https://youtu.be/EyHKuyGsu4U
John:「Can you dig it?」
私 :「ええ、最高っス!」