DANGEROUS GAMES
DANGEROUS GAMES / ALCATRAZZ(1986)
今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、ALCATRAZZ3枚目のアルバム「DANGEROUS GAMES」となります。
本ジャケットもそうですし、YESの「 DRAMA (1980)」やスポーツブランドなど、私は黒豹らしき動物をみますと、 どうしてもと言いますか、これしか頭に浮かびません (*'ω'*)
"バビル2世 OP・ED"
→https://youtu.be/d4WGDYYgFzE
10チャンネルのNET(現:テレビ朝日)で放送されていたSFアニメでしたが、原作は『少年チャンピオン』に連載されていた横山光輝先生の漫画。私の場合は、アニメは再放送、漫画は後追いの入りでしたが、当時は、UFOや超能力、超常現象といったオカルト・ブームだったこともあって、もうハマりにハマりました (*^^*)
約5000年前ということですから、紀元前30世紀頃 (^^;)、地球に不時着してしまった宇宙人のバビルが、その時代の支配者に乗っかってもらい、救助信号を宇宙に発信するための施設(バビルの塔)を建設させることになります。
ところがですね、不慮の事故によってバビルの塔は爆発、倒壊してしまいます。バビルは帰還することを諦め、宇宙 船とその高度な設備、そしてバビルの塔を自分と同じ能力を持つ子孫に託すことを思いついて、残りの人生を費やすのです(地球人の女性とご結婚されます)。
それから5000年もの年月が経った地球上に、バビルの因子を継承する人物がナント! 2名も現れるんです。その人物がそれぞれ善(古見浩一)と悪(ヨミ)に分かれ、地球規模の壮絶な戦いを繰り広げるといったところが、ざっくりのあらすじ。
日本人である古見浩一君がバビル2世となる訳ですが、彼には強力な3つの "しもべ" がついていまして、その中に、普段は黒豹の姿をしているロデムというしもべが、常にバビル2世を守っているんです。その献身的な側近の姿勢は、実に感動的であり、私の大好きなキャラクターになります!(^^)!
子供の頃に観て感動したTVアニメと原作の漫画では、ちょっと違うところ(特に最終回)があって、そんなところを比べて楽しむのも良かったなぁ。
さて、 ALCATRAZZ です。三枚目です。そして当ブログYOU NO IT NAMEも、1月21日付けで3年目に突入する事になります!
第1号記事は、1stアルバム「NO PAROLE FROM ROCK 'N' ROLL」としたわけですが、これは私が無人島、もしくは墓まで持っていくアルバムのかなり有力候補でして、リアルタイムで聴いた時の悶絶級の衝撃は、今後一生忘れる事はないかな。
"Graham Bonnet Interview (1983 Alcatrazz)"
→https://youtu.be/qM009SOBp4g
続いて2年目突入時は2nd「DISTURBING THE PEACE」とベタな展開で攻めるわけですが、此方は1stとは全く違うアプローチの作風で、またもや度肝を抜かれつつも、いまだに聴き続けている愛聴盤となります。
作風は違えど、この2枚の大きな共通点と言えば、Yngwei MalmsteenそしてSteve Vaiといった稀代の天才ギタリストを世に輩出した事でしょう。しかしながら、"俺様街道" まっしぐらのYngwei、大御所に引き抜かれてしまったSteveと、あっという間に二人はバンドを離れてしまいます。不運なバンマスGraham Bonnetは、これに懲りたのか、本作にはシブ~いギタリストを加入させてアルバムを完成させることに。
"IT'S MY LIFE"
→https://youtu.be/9YU1Puo7QgI
いきなりTHE ANIMALS (1965年)のカバーで幕を開ける本題のギタリストはDanny Johnson!...って、当時、この名を聴いてピンと来た同好の方は少なかったのではないでしょうか (;^_^A
"UNDERCOVER"
→https://youtu.be/S5CoIPRk67w
Rick Derringerのリーダー・バンド DERRINGERやAlice Cooper、Rod Stewartのバックを務めてきたセッション畑のギタリストで、前述の方々の様な超絶技巧なプレイではありませんが、堅実なプレイと上質なソング・ライティングが際立ち、私的には流石の一言。
"OHAYO TOKYO"
→https://youtu.be/8l6DTmP_-kQ
"オハヨ~、トキヨ~♪" の歌詞には、ガクッとくるところもありますが、この曲のメロディは秀悦かと !(^^)!
"DANGEROUS GAMES"
→https://youtu.be/wJTOVaNKTUY
バンド結成当時は、あのピエロなギタリスト Zal Cleminsonが有力候補だったという説もあり、もしかしたら、元々はメタリックではないオーソドックスなハード・ロックバンドを構想していたのかもしれない...そんなことを考えますと、Graham御大には理想の形になったんじゃないのかなと。
THE SENSATIONAL ALEX HARVEY BAND時代のZal Cleminson! 因みに奥右のお二人はだ~れだ?
ところがと言いますか、やっぱりと言いますか、まだまだスーパー・ギタリスト花形の時代、あまりにも前2作のインパクトが強すぎて、本作は影の薄い作品となります。でも! 伝説的名バンド NEW ENGLANDの血筋を感じ、ポップ色強めの ハードロック好きな私には、これはこれで捨てがたい良盤なんですよね (^^♪
"BLUR BOAR"
→https://youtu.be/06ySdTZuS1c
何と言いましても、ポップ・センス溢れ、洗練された音楽を歌うGraham御大の "歌(声)" を聴きたい方には、私的にはおススメの作品になります。
"NIGHT ON THE SHOOTONG STAR"
→https://youtu.be/8t5THSxzUNQ
本作をリリース後、メタリックなファンからの失望を買いバンド活動は停滞、そのまま解散となってしまいます。その後のGraham御大ですが、まさかIMPELLITTERIに加入することになるとはね...正直驚きました。
バンドは現在も変な形態で活動を継続しているようですが、私にとっては、ここまでがALCATRAZZ。さて、来年はネタがあるかな (^-^;;
●Tracks
01.IT'S MY LIFE
02.UNDERCOVER
03.THAT AIN'T NOTHIN'
04.NO IMAGINATION
05.OHAYO TOKYO
06.DANGEROUS GAMES
07.BLUR BOAR
08.ONLY ONE WOMAN
09.THE WICHWOOD
10.DOUBLE MAN
11.NIGHT ON THE SHOOTONG STAR
2011年再発CD盤には、Bonus Tracksとして、1984年のL.A.でのライヴ音源が9曲収録されていますが、これがなかなかの音源です (^^)
●Personnel
Graham Bonnet – Vocals, Backing Vocals
Danny Johnson – Guitars, Backing Vocals
Jimmy Waldo – Keyboards, Backing Vocals
Gary Shea – Bass
Jan Uvena – Drums, Backing Vocals
Jay Davis – Backing Vocals
Jimmy Haslip – Bass
Producer - Richard Podolor