『私的・気になるモノコト 4』Mr.MoonLight
Mr.MoonLight
今回は気になると言いますか、気になって観てきてしまいました。若干のネタバレを含みますが、何卒ご容赦願います <(_ _)>
『Mr.MoonLight ~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~』
出掛ける用事があったのですが、その途中の乗り換え駅周辺で上映していたこと、水曜日はサービスデー(料金¥1,200!)ということもあって、実は観ようと決めてから、密かにウキウキワクワクだった私。
映画『ミスタームーンライト』公式サイト
https://mr-moonlight.jp/
1966年6月に日本武道館で行われたTHE BEATLESの来日公演。その実現に向けての道のりを、当時の担当ディレクターや、それらに絡むスタッフや関係者らの表話、裏話が、分かり易くコンパクトにまとめられています。
ちょくちょく入る現代の若者の観点を、とある少女の視点を通して語られる演出的なところは、私的にはあってもなくても良かったかなって感じですが、その満島ひかりさんのナレーションは好感触でした (*^^*)
また「THE BEATLESの日本での仕掛人」である高嶋弘之さんの語りが、相変わらずコミカルで良かったですね。最近では音楽ディレクター、プロデューサーというよりかは、バイオリニスト高嶋ちさ子さんのお父さんといった方が、世間では知られているのかな (^-^;
大物タレントやミュージシャンたちの体験談との対比として、非リアルタイム世代の奥田民生さん、King Gnuの井口理さん、銀杏BOYZの峯田和伸さんが、それぞれTHE BEATLESとの出会いや想いを語るくだりがあります。同じ側にいる私は、思わずシンクロしてしまったと言いますか、ラストの方で峯田和伸さんが溢れる思いを熱弁されているところでは、不覚にも、うるっときてしまいました。泣ける映画ではないと思うんですが...
私は1980年の12月にTHE BEATLESと出会います。John Lennonが凶弾に倒れたアノ場所の前で、大勢の詰めかけたファンが悲しみに暮れている中に、この曲を歌っている若者たちがいたんです。
"IF I FELL 恋に落ちたら"
→https://youtu.be/F_80s6S_7Vw
アルバム「A HARD DAYS NIGHT ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!(1964)」に収録されている楽曲で、クレジットはLennon&McCartneyとなっていますが、
Johnが単独で書いたバラードソングです。"IN MY LIFE" のプロトタイプだとJohn本人は言っていますが、"THIS BOY"
にも似ているような気がするのは私だけ? 最初から最後まで、ほとんどJohnとPaulが一緒に歌っていて、レコーディング時は、二人の希望で1本のマイクを挟んで歌ったとか。シングル盤は "AND I LOVE HER" とのカップリングでしたが、コレは私的に堪らない顔合わせです
"IF I FELL 恋に落ちたら"
→https://youtu.be/vq78BDwCujs
当時はTVの報道番組の映像でしたが、私はTHE BEATLESの演奏ではなく、ファンの歌声のメロディに魅せられたのが出会いなんです。
さて、観てきた映画の話しに戻しますと、監督を務めたのは「世界ウルルン滞在記」、「情熱大陸」、「プロフェッショナル」など数多くのドキュメンタリー番組を手がけた東考育さん。"表話、裏話が、分かり易くコンパクトにまとめられています" と前述させていただきましたが、監督の腕前?狙い?かどうか、映画というよりかはTV番組でも観ているような感覚だったのが正直なところ。
私的には、物足りないってところもありましたが、久しぶりに観たミニシアターでの映画で、THE BEATLESの新ネタを知り得たことと、帰りにひとりで食べた蕎麦屋の天ざるが美味しかったことが相まって、なかなかの充実した1日になりました !(^^)!
追伸:映画のパンフレットはもともと作られていませんでした。