自分好みの大好きな音楽を、思い出や思い込みを絡めて好き勝手に綴っていきます。80年代の洋楽が多くなりそうです。

『私的・温故知新録 41』BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID


  『私的・温故知新録 41』 

BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID / ORIGINAL SOUNDTRACK (1969)

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今回ご紹介させていただくアルバム、日本では1970年に劇場公開された映画『明日に向かって撃て!』のオリジナル・サウンドトラックとなります。映画のネタバレを含みますが、何卒ご容赦くださいませ。

以前綴らせていただいた映画 『 スティング 』に魅せられてしまった私は、同じ監督であるGeorge Roy Hillがメガホンを取り、しかも!『スティング』での詐欺師コンビPaul NewmanとRobert Redfordのお二人が出演しているこの映画を遡って観たのは言うまでもありません。

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 "『明日に向かって撃て』 予告編 "
  →https://youtu.be/bSljoRrBfPU

1960年代後半から1970年代半ばにかけてアメリカでおこったムーブメント "アメリカン・ニューシネマ" の代表作と言われていますが、その代表作と言われている作品群をみますと、私にはその定義が全くわからず、なんのこっちゃ?ってな感じ (*'ω'*)

アメリカに実在した強盗の逃避行を描いたモダン・ウェスタン映画でして、そのならず者の二人組を演じるのがPaul Newman(ブッチ・キャシディ)とRobert Redford(サンダンス・キッド)なんです。

1890年代のアメリカ西部。強盗が稼業のブッチ&サンダンスはある日、同じ強盗仲間からの誘いにのって、列車強盗を試み、とんでもない大金を手に入れる事に成功します。その間、二人は近くの町に訪れて、サンダンスのガール・フレンドである、教師のエッタ・プレイスに会いに...

 "Butch's BikeScene"
  →https://youtu.be/8_JPDEHU1ok

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この有名なシーンで流れる本映画の主題歌 "雨にぬれても" は 、音楽家・作曲家・プロデューサーのBurt Bacharachが作曲した、今もなお、世界中で愛されている名曲 (*^^*) 子供の頃から、何気にまわりで流れていた楽曲が、ふとしたきっかけで、「この映画で使用されていた曲だったんだ」とか「この人(バンド)の曲だったんだ」といった事を知った瞬間って、何とも言えない幸せな気持ちに満たされる私。この映画を初めて観た時もそうでした アールくん笑顔

教師のエッタを演じるのは、若かりし頃のKatharine Rossでして、もう可愛らしいですよねぇ。堪らないです !(^^)!

さて、そんな無法者のブッチ&サンダンスは、ただただ野放しにされている訳がありません。警察も彼らを捉えようと躍起なって執拗に追いまわすようになります。彼らはスペイン語が話せるエッタも巻き込んで、南米ボリビアに向かう事に。

追跡から逃れるために、彼らは強盗から足を洗うなんてくだりもありますが、やはり彼らの体に流れるならず者の血が騒ぎます。諸々に疲労困ぱいのエッタはとうとうアメリカに帰国。もう彼らを止める事はできません。ボリビアでも大暴れを繰り返すようになり、終いには警察どころが軍隊まで動員される始末となってしまい、ブッチ&サンダンスはジリジリと追い詰められていきます。

 "Blaze of Glory Scene"
  →https://youtu.be/geOqbM03Hf0

かなり端折ったあらすじでしたが、ラストは映画史に残る名シーンとして語り継がれています。でもなぁ、私はブッチとエッタが自転車に乗る、束の間の安らぎシーンが、やはり一番好きですね (^^)v  とは言え、見どころ満載ですよ。

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 "RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD(1970)” B.J. Thomas
  →https://youtu.be/lSYxf_1uED0

本作のみらず、その他の映画音楽、ポップス界に沢山の名曲を残されてきたBurt Bacharachでしたが...

2023年2月8日 死去 享年94歳 R.I.P.

最後はおまけです。映画『ミスター・アーサー(1981)』の主題歌 "ニューヨーク・シティ・セレナーデ" もBurt Bacharachが絡んでいるんですよね。彼がピアノを演奏し、Christopher CrossがCarole Bayer Sagerの前で歌うという、なっかなかどうしての動画です。

 "Christopher Cross Arthur's Theme with Burt Bacharach and Carole Bayer Sager Live"
  →https://youtu.be/a6W3ZGaLd5M

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SMO

バカラック

こんにちは。
「RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD」は、ipodのおやすみリストに入れているくらい好きな曲です。紹介されている映画たちも、70年代ものにハマっている時、何度も観ました。この曲、数十年後、CGの嵐時代の映画「スパイダーマン」で流れた時も「意外と合うじゃん」と感心したと同時に楽曲の普遍性を感じました。
しかしバカラックが「ニューヨーク~」に絡んでいたとは知りませんでした。
大好きなポール・マッカートニーのアルバムで知った、ダイアナ・クラール(コステロの奥さん)というジャズシンガーがいるのですが、その人がカバーした、「カジノ・ロワイヤル」のテーマ曲「恋の面影」もいいですよ。

  • 2023/03/14 (Tue) 12:20
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管理人

管理人

SMOさんへ

こんにちは♪
楽曲の普遍性...まさに。 私もおそらく一生聴き続けていく曲かと。映画もですね、定義がわからずとも、この辺りは観まくりました。スターウォーズ等と同様に、何度も繰り返し観るので、家族はうんざりのパターンです。
私はダイアナ・クラールの“恋の面影“は未聴です。聴いてみます!有難うございます^ ^




  • 2023/03/14 (Tue) 14:09
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