自分好みの大好きな音楽を、思い出や思い込みを絡めて好き勝手に綴っていきます。80年代の洋楽が多くなりそうです。

『私的・温故知新録 48』THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS


  『私的・温故知新録 48』 

THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS / DAVID BOWIE(1972)

THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS


今回ご紹介させていただくアーティストのアルバムは、David Bowie5枚目のアルバム「ジギー・スターダスト ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS」となります。

QUEENに興味を持ち始め、「GREATEST HITS(1981)」と「HOT SPACE(1982)」をカセット・テープに録って聴き始めていた頃、この曲を聴いて、私は今回のアーティストDavid Bowieの存在を知る事になります。

 "UNDER PRESSURE" QUEEN
  →https://youtu.be/a01QQZyl-_I?si=o1xFcl3YyiXw9hWT

因みにQUEENにとっては "BOHEMIAN RHAPSODY(1975)" で初の全英1位を獲得して以来、2枚目の全英1位シングルだったりします(全米では29位) この曲につきましてはまた別の機会にでも (*'ω'*)

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そうこうしていますと、David Bowieはリアルタイムで「LET'S DANCE(1983)」、「TONIGHT(1984)」と立て続けに私のお気に入りの作品をリリースしますし、意外と知られていないこの映画の殺し屋コリン・モリス役で出演されています。

 "Into The Night (1985) - Official Trailer"
  →https://youtu.be/ocj8ceZPM9Q?si=oqp9EhySp0HdhECX

『眠れぬ夜のために INTO THE NIGHT』は、日本では1985年に劇場公開されたJohn Landis監督のアメリカ映画。不眠症に悩むエド(Jeff Goldblum)は、見知らぬ美女ダイアナ(Michelle Pfeiffer)を助けたばかりに国際的な陰謀に巻き込まれるといったサスペンス・コメディなんですが、『THE FLY(1986)』でハエ男役のJeff Goldblum、『BATMAN RETURNS(1992)』でキャット・ウーマン役のMichelle Pfeiffer、そしてDavid Bowie等々といった俳優陣が出演している、なっかなかの映画!

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そんなこんなで遡りの意欲を掻き立てられてしまった私は、貸レコード屋さんの店長から「絶対にコレを聴け!」的な勢いで薦められたのが、邦題:「屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群れ」でした!

 "FIVE YEARS"
  →https://youtu.be/8gPSGrpIlkc?si=tqcc6IZJf9q2YPnT

 "SOUL LOVE"
  →https://youtu.be/mAoSRZsRwKg?si=FUTAu2swMHkuxx8w

彼の最高傑作にしてロック史に残る超がつく銘盤は、5年後に迫る資源枯渇を原因とする人類滅亡の危機に、救世主として異星より舞い降りたロックスター「ジギー・スターダスト」の物語からなります。この作品以降、彼は自ら虚像のロック・スター "Ziggy" を演じ、それを聴衆も "David Bowie" ではなく、"Ziggy" として彼を讃え、"Ziggy" は現実世界でもロック界の頂点に立ちます。

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 "STARMAN"
  →https://youtu.be/oOKWF3IHu0I?si=MIaUsMnvOHOtJBIB

ヴィジュアル先行で音楽性には関係なく "グラム・ロック" とカテゴライズされていた時代で、彼はド派手な衣装や化粧姿などで、その代表的な存在でしたが、サウンドの方は全くもってゲテモノ、イロモノではなく、秀悦な楽曲が占める一大コンセプトアルバムなんです (^^♪

 "ZIGGY STARDUST"
  →https://youtu.be/7KEn0uOEILs?si=T3y7PwRE3GvTG8st

いつ聴いても、この作品が持つ美しさ、せつなさといったところは失われることなく、聴くたびに胸に響いてくるものを感じてしまいます アールくん笑顔

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スタジオ・アルバムと抱き合わせで聴いて観てきた「THE MOTION PICTURE」もですね、50周年記念エディションには、とうとう公式にJeff Beckとの共演音源と映像が収録されていますよ!

Ziggy:「今日は最後のコンサートだから、一緒に何曲か演ろうと思って友達を一人呼んでるんだ。紹介するよ、Jeff Beck!」

 "Medley: THE JEAN GENIE / LOVE ME DO / THE JEAN GENIE(feat. Jeff Beck)"
  →https://youtu.be/jmrnSIdRHKo?si=wD6dhUHpfUUlurME

 "ROUND AND ROUND(feat.Jeff Beck)"
  →https://youtu.be/29LtKr8Eaoc?si=9prnGxz9l75sATL2

BECK BOGERT & APPICE本格始動直前のJeff Beckが、黒のレスポールでノリノリのプレイを聴かせてくれるんですが、スライドバーを弾いたり、背中にギターを回して弾いたり、トーキング・モジュレーターを駆使したりと、超ゴキゲンなんです! キレイな映像は是非とも50周年記念エディションでご覧ください。

David Bowieは、残念ながら2016年1月10日、18ヵ月の闘病の末、69歳でこの世を去ってしまいました。彼の残してくれた素晴らしい作品の数々は、また改めてご紹介できればと。

●Tracks

01.FIVE YEARS 5年間
02.SOUL LOVE 魂の愛
03.MOONAGE DAYDREAM 月世界の白昼夢
04.STARMAN
05.IT AIN'T EASY
06.LADY STARDUST
07.STAR
08.HANG ON TO YOURSELF 君の意志のままに
09.ZIGGY STARDUST 屈折する星くず
10.SUFFRAGETTE CITY
11.ROCK 'N' ROLL SUICIDE ロックン・ロールの自殺者

●Personnel

David Bowie – Vocals, Acoustic Guitar, Saxophone
Mick Ronson – Electric Guitar, Piano, Backing Vocals, String Arrangements
Trevor Bolder – Bass
Mick Woodmansey – Drums
Rick Wakeman – Harpsichord ("It Ain't Easy") (uncredited)
Dana Gillespie – Backing Vocals ("It Ain't Easy") (uncredited)

Producer - David Bowie, Ken Scott

COMMENTS

4Comments

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SMO

ボウイは疎いですが

こんばんは。ベックのプレイ、日頃指弾き時代ばかり聴いているので、こういう強いピッキング時代が懐かしくなります。おっしゃる通りノリノリですね。つくづくこの人客演が好きなんだと思います。
「UNDER PRESSURE」を聴くと、この二人が生きていたら、どんな絡みを見せてくれたのかと考えてしまいます。

  • 2023/09/04 (Mon) 19:32
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管理人

管理人

SMOさんへ

こんばんは♪

フレディ、ベック、ボウイ、みんな逝ってしまいました。まぁ、向こうでまたハチャメチャなパーティでもやっているんじゃないでしょうか(ベックはそういうのしないか)でも良い音楽はこれからもずっと聴き継がれていくでしょうし、私も全くの微力ながら語り継いでいけたらなと。

  • 2023/09/05 (Tue) 00:00
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ギターマジシャン

デヴィッド・ボウイ

当初はグラムロックの人というくらいの知識で、もしかして、男装の麗人なのかとも思ったりしました。

「戦場のメリークリスマス」での坂本龍一やビートたけしとの共演で身近になった頃に、シックのナイルロジャースとの「レッツダンス」がヒットして、こんな歌声の人なのかと改めて知ったほどですが、その後のヒット曲等は、ラジオでかかると聴いていました。

ジョン・レノンと交流があり、「アクロス・ザ・ユニバース」を歌ったことを後で知り、何だかしんみりしたことも思い出します。

  • 2023/09/06 (Wed) 20:13
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管理人

管理人

ギターマジシャンさんへ

ボウイに、ジョン、フレディ、ベック、朋友のミック・ロンソンなどなど、向こうは随分と賑やかな事になっているんでしょう。私も40年以上ロックを聴いてきましたので、自然の摂理的な事で言っても仕方のないことなんですが、レジェンド達がどんどん鬼籍に入られていくのは寂しいものですね。

ジョンも参加したボウイのカバーは、周りからは酷評だったようですが、実にボウイらしくて私は好きでした(^^)

  • 2023/09/06 (Wed) 21:13
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