自分好みの大好きな音楽を、思い出や思い込みを絡めて好き勝手に綴っていきます。80年代の洋楽が多くなりそうです。

GO ON

CATEGORYMR.MISTER

GO ON / MR.MISTER(1987)

GO ON... GO ON... _back


今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、MR.MISTER 3枚目のアルバム「GO ON」となります。

以前綴らせていただいた前作「 WELCOME TO THE REAL WORLD (1985)」から2年振りの作品となりましたが、前作は "KYRIE" や "BROKEN WINGS" といった全米チャート1位のシングル含めてバカ売れしましたから、アメリカを含めた本格的なワールド・ツアーで大忙しだったわけです。その一環で来日公演までも実現し、TVの音楽番組にも出演していたのをよく覚えています。

 "STAND AND DELIVER"
  →https://youtu.be/VpJtPXfMAwA?si=sUBNBG0BLaKcsWQk

で、リーダートラックの "STAND AND DELIVER" は既に来日公演で演奏されていた楽曲でして、隙間のある前半から後半にかけて音に厚みが出てくるパターンの良曲!

 "HEALING WATERS"
  →https://youtu.be/lyyqqT0C6o0?si=JZFLVVxcvlk217AL

やはり前作同様に、Richard PageのボーカルとPat Mastelottoの太鼓が際立っているのは変わりありませんが、先にも述べましたが、全体的に、良い意味で音の隙間が多くなったような気がします。

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 "SOMETING REAL(INSIDE ME / INSAIDE YOU)"
  →https://youtu.be/ZeGntbLdUb0?si=IGDZbTmUqMEHclZE

"SOMETING REAL(INSIDE ME / INSAIDE YOU)" は映画『栄光のエンブレム YOUNGBLOOD(1986)』のサントラに収録されている楽曲です。余談ですが、映画の方はRob LoweとPatrick Swayzeらが出演している青春モノですが、お二人が兄弟役で先に出演していた映画『アウトサイダー(1983)』と比べてしまいますと、私的には今一つ (*'ω'*)

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出典:Amazon

余談ついでにもうひとつ! "SOMETING REAL" は先に日本のこんなアーティストに提供されていた楽曲なんです。

 "SOMETING REAL" 矢沢永吉
  →https://youtu.be/XmIMDhMPQsc?si=O6fTsk671x_PQJVH

厳密に申し上げますと、MR.MISTERがセルフカバーしたことになるんですが、失礼ながら断然彼らの方に軍配が上がりますし、永ちゃんにはちょっと合ってないかな (;^_^A

 "CONTROL"
  →https://youtu.be/P1MzAXPLiGw?si=swsk26LIH3fIQbyr

プロデューサーのKevin Killenは、Peter Gabrielのアルバム「SO(1986)」でエンジニアを務めていた方なんですが、これがまた良いお仕事をされています。Peter Gabrielにも通じるような冷たさを感じるアレンジが、職人集団である彼らのシブい演奏と相まって、実にクオリティの高い作品に仕上がっています !(^^)!

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そして何と言いましても、アルバムラストを締めくくる "THE BOEDER" は、Richard Pageの歌声、美しいメロディ、極上の演奏とアレンジ...しばらく余韻に浸っていたくなる名曲ではなかろうかと (^^♪

 "THE BOEDER"
  →https://youtu.be/Nwg4whwetMI?si=YS9uV6THK8Qo_mKb

まぁ、ただ作品の素晴らしさとは裏腹に、売り上げは急降下の道を辿る事になり、バンドは1989年に解散してしまいます。非常に残念ではありましたが、メンバーは、それぞれスタジオ・ミュージシャンとして復帰し、様々な作品でご活躍されています。

そんな彼らの関連作品は、また改めてご紹介できればと。

●Tracks

01.STAND AND DELIVER
02.HEALING WATERS
03.DUST
04.SOMETING REAL(INSIDE ME / INSAIDE YOU)
05.THE TUBE
06.BARE MY SOUL
07.CONTROL
08.WATCHING THE WORLD
09.POWER OVER ME
10.MAN OF A THOUSAND DANCES
11.THE BOEDER

●Personnel

Richard Page – Bass, Vocals
Steve George – Keyboards, Synclavier, Soprano Saxophone, Vocals
Steve Farris – Guitars
Pat Mastelotto – Drums

John Lang – Lyrics
Alex Acuña – Percussion
Lenny Castro – Percussion
Alan Estes – Percussion
Bill Champlin – Backing Vocals
Tamara Champlin – Backing Vocals
Phil Perry – Backing Vocals
Stan Lee Revue – Backing Vocals
Carmen Twillie – Backing Vocals

Producer - Kevin Killen

COMMENTS

6Comments

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jacktera

ファン目線

の自分は大成功を収めた前作より完成度も高く感じて"Go On..."の方が圧倒的に好きでした。ただですね
書かれた様に圧倒的に売れませんでした(笑)セールスも前作の10分1以下だっとか・・・

"The Border"は名曲ですよね~自分的はMr.Mister全曲中でもお気に入りです。あと矢沢永吉がカバー
している事も知ってる当たり流石YOU NO IT NAMEさんだと感心しまくりであります(`・ω・´ゞ)ビシッ!

ギターマジシャン

MR.ミスター

ジェイ・グレイドンのギターが活躍するペイジズのアルバムが好きだったので、デュランデュランのようなお洒落でニューエイジ風のバンドのMR.ミスターの中心人物がペイジズと同じだとは最初は信じられなかったです。

ペイジズのネタになりますが、アニメ「千年女王」の公開時にテレビの公開放送で主題歌の生演奏があり、リチャードとジョージがコーラスとピアノでメンバー紹介されていて、驚きました。
(ほとんど記事にもなっていないし、YouTubeにもアップされていないのですが・・・)

  • 2023/09/07 (Thu) 19:38
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管理人

管理人

jackteraさんへ

「GO ON」は現在も尚、飽きずにしっかりと聴き通せるアルバムなんですよね。しかも締めの"THE BORDER"! これ、何で売れなかったんだろう、不思議です。 でももっと不思議なのは、矢沢永吉さんとどういった経緯で繋がったんでしょうか(^-^;

  • 2023/09/07 (Thu) 23:56
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管理人

管理人

ギターマジシャンさんへ

PAGESはMR.MISTERを聴いての後追いでしたが、Jay Graydonが絡んだ3枚目が一番好きでした。リアルタイムでPAGESを聴かれているのも凄いなぁと思いますが、『千年女王』ネタは全く知りませんでした。『千年女王』...懐かしい(^^)

  • 2023/09/08 (Fri) 00:16
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グラハムボネ太郎

ごめんなさい

ミスターBOOなら会話に入れますが、、、

  • 2023/09/08 (Fri) 10:09
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管理人

管理人

グラハムボネ太郎さんへ

ミスターBOO?! 是非、談義しましょうよ。しかもちょうど先日DVDを観直してたところです。当然吹き替えですが、以前はビートたけしさんに違和感を感じていましたが、今はすっかり慣れてしまい、毎回同じところでウケてます^_^

  • 2023/09/08 (Fri) 19:46
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