自分好みの大好きな音楽を、思い出や思い込みを絡めて好き勝手に綴っていきます。80年代の洋楽が多くなりそうです。

『私的・気になるモノコト 9』面白かった本 「不道徳ロック講座」


  『私的・気になるモノコト 9』 

面白かった本 「不道徳ロック講座」

不道徳ロック講座 001

7月に購入して、あっという間に読み終え、面白かったのでもう一回読み返して、更に気に入ったアーティストのくだりを読み返しているところ。


何てことはない、著名な海外アーティストの赤裸々なエピソードを、それぞれの自伝やインタビューからピックアップして取りまとめられた一冊なんです。とは言え...

Mick Jagger、Keith Richards、Steven Tyler、Keith Emerson、Eric Clapton、Madonna、John Lennon、 Paul McCartney、Gene Simmons、Cyndi Lauper...とまぁ、錚々たる方々のお話しでして、これにまた、それぞれの奥様やガールフレンドなども絡んできて壮絶な展開が繰り広げられます。


Ⅰ.性  Ⅱ.薬  Ⅲ.酒  Ⅳ.貧乏

といった4つの章に分かれていまして、自由奔放と言えば聞こえはいいのですが、もはやコンプラに抵触?、はたまた社会的モラルに著しく反してきたスーパースターたちの乱行ぶりには、ただただ唖然とするばかり (;゚Д゚)

メンバーそして友人のガールフレンドや奥様に次々と関係を迫り、ファンをホテルに連れ込むなんて事はザラでして、両刀使いにまでいってしまう始末(あのアーティストとあのアーティストが...)

不道徳ロック講座 002 不道徳ロック講座 003

 "LAYLA いとしのレイラ(1971)" DEREK AND THE  DOMINOS
  →https://youtu.be/TngViNw2pOo?si=sNzQdL1Nf3C-FwMx

アルコールや薬物に溺れて治療施設に繰り返し入所したりなんて事も含め、これらは殆どのネタが彼らの自伝からの出典によるもの。まぁ、事実もあれば、盛ってあることもあるかもしれませんが、国内で、薬物、不倫、二股なんてスキャンダルが発覚すれば、一発アウトですよね。ましてや自分でそんなことを公表する人なんている訳ないし...でも、その昔、暗闇指令こと俳優の長門裕之さんが、自身の女性関係も含む暴露本を出版して、芸能界を干されたことがありました (;^_^A

不道徳ロック講座 004

"おまえはもう死んでる"


不道徳ロック講座 005 不道徳ロック講座 006

 "ANGIE 悲しみのアンジー(1973)" THE ROLLING STONES
  →https://youtu.be/2K7jMLS-7iw?si=neY3fm_dagC_NPmi

貧乏のくだりでは、万引きや残飯漁り、通りで物乞い、男を踏み台にする人、ダメ男に貢いで10年以上も下積み生活を送 った人、もう貧乏の極みばかりで、よくこの方たちは頂点に這い上がったもんだと、いやいや、よく死なずに済んだなと。

不道徳ロック講座 007

執念のゴール!


しかしながら、彼らは決して夢をあきらめず、そんな逆境をバネにして、名曲の数々を生み出した訳です。そして、それらは強烈なエピソードも何のその、全くもって価値は下がらないんですよねぇ。

不道徳ロック講座 008

不道徳ロック講座 009


とは言え、不道徳極まりない所業を私は肯定するつもりはありませんが、どんなヒントやチャンスも見逃さない能力、アーティストとしての才能については、常人には計り知れない突き抜けたモノがあるんでしょうね アールくん笑顔

不道徳ロック講座 010 不道徳ロック講座 011

 "SHE BOP(1983)" CYNDI LAUPER
  →https://youtu.be/KFq4E9XTueY?si=xvNgVReN_SA6Gfj_


ネタバレになりますので、アーティスト名とエピソードは繋げておりません <(_ _)> その他の私的にお薦めの本はまた改めてご紹介できればと。

COMMENTS

8Comments

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SMO

珍しく

こんにちは。
堅い話になりますが、最近って、国にもよりますが、特に日本は、アーティスト本人の人格や言動まで作品の評価に影響するじゃないですか。今の若い人って(嫌いな言葉と言いながらよく使うオッサン 笑)そこにすごくこだわりますよね。何かあったら「もう聴かない」「歌詞が入って来なくなる」って。善悪で言えばごもっともなんですが、自分は、いろいろやらかしたと知りながらも、70~80年代に素行不良だったそういう人たち(音楽の教科書に載ってるビートルズだってそう)の音楽が大好きで幸せだったと思います。自分、これだけ音楽が好きなのに「たかが音楽」という考えも同意で、「歌詞に救われた」なんて言葉聞くと、「たかが歌詞くらいに救われて幸せな人だな」(反感覚悟 笑)と思ってしまいます。

  • 2023/09/29 (Fri) 13:45
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管理人

管理人

SMOさんへ

こんばんは🎵
そうなんですよね。日本は、何かやらかすと、一時が万事、連帯責任、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いみたいな事になってしまいますよね。まぁ仰る通り善悪の観点からは悪いモノは悪いんですが...ホント、リアルタイムの80年代、遡って聴いた70年代の今なお色褪せない、やらかした人たちの音楽が好きで良かったと私もつくづく思います。でも、たかが音楽、されど音楽...最近はオフコースの“ 生まれ来る子供たちのために”の歌詞を聴いて泣ける私です^^;

  • 2023/09/29 (Fri) 20:14
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ギターマジシャン

ロック

ロックは不良と言われていたのは、今にすれば極端ですが、しょせんは悪ガキ連中が集まってやっていたようなもので、ちょっとしたやらかしは当たり前だったのだと思います。

SMSのせいなのか、やたらとロックに限らず、私生活や言動のことで芸能人やミュージシャン、スポーツ選手を叩く風潮に拍車がかかって、そんなに聖人君子ばかりじゃないよ、警察のご厄介にならなければ御の字でしょうと思ってしまいます。
(逮捕される人も多いですが・・・)

歌詞のこと、新潮文庫のさだまさしやオフコースの詩集を買って涙していた自分には、たかが歌詞、されど歌詞です。
(さらには中原中也や立原道造にはまっていくネクラな青春でした)

  • 2023/09/30 (Sat) 07:52
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管理人

管理人

ギターマジシャンさんへ

まぁその、やらかしも度合いによると思いますが、って、この「不道徳ロック講座」に出てくる度合いは、ちょっと凄い(^^;; 私も若かり頃は、酒と女とロックンロールみたいな事に憧れた時期はありましたが、行動には起こせず、現在は子供と川で魚を獲っています。
そうそう、オフコースの歌詞って、泣けるんですよね。う〜ん、歳かな。

  • 2023/09/30 (Sat) 08:16
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akakad

古いところで好きなエピソードを持っているのはシド・バレット、イアン・カーティス、シド・ヴィシャスですね
そういう人たちに感性が近いです

私は古代史が好きですこんな感じのが
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95%E3%81%8C%E6%98%8E%E3%81%8B%E3%81%99%E8%B6%85%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E6%96%87%E6%98%8E%E3%81%AE%E8%B5%B7%E6%BA%90-%E6%AD%A6%E5%86%85%E4%B8%80%E5%BF%A0/dp/4909566074

管理人

管理人

akakadさんへ

ピンフロにジョイ・ディヴィジョン、ピストルズ...激しいですね(^^;

でも古代文字ペトログリフは興味ありますねぇ。面白そう。今度、読んでみようかな。

ありがとうございます(^-^)

  • 2023/10/08 (Sun) 20:21
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akakad

その本の著者の武内一忠氏がyoutuberの番組に出て実地で古代祭祀場の説明をしている動画がありました
https://www.youtube.com/watch?v=qrIPTQLdxSI
単純に面白かったです長いので倍速で見ました

管理人

管理人

akakadさんへ

竹内先生ってakakadさんから教えていただかなければ、知る機会がなかった人物ですけど、
こんな感じの方なんですね。と言いますか、こういったジャンルのyoutuberの方々もいるん
だなぁ。あっ、でもまだ途中までですが、確かに単純に面白いです。

またまた有難うございます(^^) 新記事もまた楽しませていただきます!

  • 2023/11/19 (Sun) 07:36
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