VICTORY
VICTORY / VICTORY(1985)
今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、VICTORYのデビューアルバム「VICTORY 凱旋」となります。
"超電磁ロボ コン・バトラーV OP"
→https://youtu.be/nBLER4vjXsw?si=ZLIyGwsXyBdGUNny
"V! V! V! ヴィクトリ~♪" って、この水木 "アニキ" 一郎さんが唄うアニソンの名曲は、1976年から10チャンネル(現・テレビ朝日)で放送されていたテレビアニメ『超電磁ロボ コン・バトラーV』の主題歌!
まぁ、今回はこのくらいにしてですね、バンド名のVICTORYに因んだ、この見事なV字開脚のジャケットは、当時、"オッ!" と思いながらもモノクロのせいでしょうか、さほど卑猥さは感じず、躊躇せずに貸レコード屋さんのカウンターへ持っていくこと事が出来たアルバムです。因みに、M字開脚で一世を風靡した "エロテロリスト" ことインリン・オブ・ジョイトイが現れるのは、これから10年後のこととなります (*'ω'*)
"THE HUNTER"
→https://youtu.be/AGyYdp-Xfl0?si=VbR93jZHuKPGnLcj
本バンドは、ドイツ(当時は西ドイツ)のハノーヴァーを本拠地として活動していたFARGOなるバンドが前身となり、1973年頃から活動を始めたというドイツのロック・シーンでは古株のバンドでした。初期にはSCORPIONSのMatthias Jabsも在籍していた事があり、アルバムも数枚リリースしています(確か、数年前にその辺りの作品が再発されていたかと)
そのFARGOにいたTommy Newton(Gt)とPeter Knorn(B)の二人がバンドに見切りをつけて、1983年に結成したのが今回 のVICTORYとなる訳です。
"CHICKS ON DISPLAY"
→https://youtu.be/S1JwmibM0V4?si=YE3AOrTIQDW71TSz
私が気になったのはV字開脚じゃなくて、いや、まぁ気にはなりましたが (^-^; ボーカルが GARY MOORE の「DIRTY FINGERS(1983)」で歌っていた人だったからなんです。ドイツ人のメンバーの中に、唯一アメリカ人のCharlie Huhn...どんな感じかなぁって、淡い期待を抱いて聴き通しましたが、なるほど欧州サウンドにアメリカン・テイスト強めってなところを狙っていたんでしょう。それかアメリカン・ロックに欧州テイスト弱めにといった感じ。いずれにせよ、このクロスオーバー的な狙いは、このデビューアルバムでは吉と出たんじゃなかろうかと !(^^)!
"SOME WOMEN AIN'T EASY"
→https://youtu.be/BtPfVrRCu4w?si=yM5jQIiv3jdVkGef
そしてこの "SOME WOMEN AIN'T EASY" は、本作の中で一番私好みの楽曲でして、リーダートラックの "THE HUNTER" と対で、当時はお好みテープに入れて聴いていました。がっ! 本作は廃盤となって長らく入手困難だったんですが、2011年にめでたく再発された際、"SOME WOMEN ~" は、次の楽曲と差し替えられていました(国内盤と輸入盤とでは収録曲が違ったのかな?)
"CAN'T STOP MISSING YOU"
→https://youtu.be/z2-a_9aYIFA?si=k57n6DsaJWw2kLIa
意外にもパワーバラードの佳曲でしたので、20年以上の時を経て、ちょっと得した気分に
さて、VICTORYはこの後も頑張って新譜をリリースし続けますが、これといったキラーチューンを生み出せず、パッとしない時代が流れます。とは言え、Tommy Newtonは HELLOWEEN のあの銘盤をプロデュースして一躍有名になりますよね ヽ(^o^)丿
で、そんなVICTORYにも1989年! 転機が訪れるんです。その辺りは、また改めてご紹介できればと。
●Tracks
01.THE HUNTER
02.ON THE RUN
03.CHICKS ON DISPLAY
04.GONNA BE TROUBLE
05.I'M DOWN
06.WRECK MAN
07.DON'T COUNT ON ME
08.SOME WOMEN AIN'T EASY
09.RED ALERT
※2011年再発盤 08.CAN'T STOP MISSING YOU
●Personnel
Tommy Newton - Guitars, Backing Vocals
John Lockton - Guitars, Backing Vocals
Charlie Huhn - Vocals, Guitar, Piano
Peter Knorn - Bass
Bernie Van Der Graaf - Drums
Producer - Ric Browde