XANADU
XANADU / ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK(1980)
今回ご紹介させていただくアルバムは、映画「XANADU」のオリジナル・サウンドトラックとなります。
「皆さん、こんにちは。お昼の校内放送の時間です~♪」
THE BUGGLES "ラジオスターの悲劇 / VIDEO KILLED THE RADIO STAR" と衝撃的な出会いがあった「お昼の校内放送」は、給食の時間に放送委員が運営する、私にとっては毎日楽しみにしていた時間帯でした。
いつものように、殆ど歌謡曲や当時ニューミュージックと呼んでいた今でいうJ-POP?がメインだったところに、たまにビートルズなどの洋楽を流してくれる女子の先輩がいました。
その先輩がまた!「続いて、%〇▼!*@ の "ほにゃらら" です」と全く聞き取れなかったアーティスト名と曲名のあとに、私に衝撃を与える曲を流してくれたのです。
"XANADU"
→https://youtu.be/dKSB2O2Shts
ELCTRIC LIGHT ORCHESTRA独特の、アノふんわりとしたコーラスと演奏にのって聴こえてきた美しい歌声! 生まれて初めて聴く(初めての認識)、爽やかに何処までも突き抜ける澄んだ歌声に、しばらく固まって放心状態になってしまいました。「なんだ? この音楽は!」の衝動を抑え切れず、急いで給食を平らげて放送室に駆け込んだのはTHE BUGGLESと同じパターンです。今思えば、奇跡のコラボかと。
さて、本作の構成は、トラック01.~04.がE.L.O.サイド、トラック05.がE.L.O.& OLIVIA NEWTON-JOHN、そしてトラック06.~10.がOlivia Newton-Johnサイドとなっています。ただし、輸入盤は順番が逆でした。
当時の私は、シングル・レコードで十分でしたので、お小遣いをはたいて購入し、ほぼ毎日繰り返し流してはうっとり、家族はウンザリしていました。
OLIVIA NEWTON-JOHNは1971年にデビューし、既にアルバム、シングルを多数リリースしていましたが、私が初めて聴いたアルバムは翌年にリリースされた12作目の「虹色の扉 / PHYSICAL」が先で、「XANADU」は後から通して聴くことになります。
「XANADU」を通して聴いて驚いたことは、ONJサイドよりもE.L.O.サイドの方が気に入ってしまった事。ここからONJよりもE.L.O.の遡りの旅が始まってしまいました
しかし "PHYSICAL" もよく聴きました。この辺りは、また改めてご紹介できればと。 余談ですが、映画「XANADU」は記憶にございません。
●Tracks
01.I'M ALIVE*(米16位、英20位)
02.THE FALL*
03.DON'T WALK AWAY*(英21位)
04.ALL OVER THE WORLD*(米13位、英11位)
05.XANADU*(米8位、英1位)
06.MAGIC**(米1位、英32位)
07.SUDDENLY**(米20位、英15位)
08.DANCIN'**
09.SUSPENDED IN TIME**
10.WHENEVER YOU'RE AWAY FROM ME**
●Personnel
*【01.-05.ELCTRIC LIGHT ORCHESTRA】
Jeff Lynne - Vocals(except on "XANADU")、Guitars、Synthesizers
Bev Bevan - Drums
Richard Tandy - Keyboards、Synthesizers
Kelly Groucutt - Bass
"XANADU"song by Olivia Newton-John
Producer - Jeff Lynne
**【06.-10.Olivia Newton-John】
Producer - John Farrer