MARCH OF THE SAINT
MARCH OF THE SAINT / ARMORED SAINT(1984)
今回ご紹介させていただくバンドのアルバムは、ARMORED SAINTの1stアルバム「MARCH OF THE SAINT」となります。
因みに、本ジャケットをご覧になって、皆さんは真っ先に何を思い浮かべますでしょうか?
私は、コレ!
「機動戦士ガンダム」に登場するジオン公国軍のパイロットであるマ・クベ大佐専用のモビル・スーツ『ギャン』かと。
・・・はい、今回はこの辺で、本題に入ります。
本バンドは、以前ご紹介させていただいたANTHRAXの3代目ボーカリストJohn Bushが在籍していたバンドとして名が通っています。
当時ヘビー・メタル専門誌のレコード・レヴューで、100点満点中87点の高得点がついていましたので、私は迷わず新宿のレコード屋さんで輸入盤を購入。
早速レコードに針を落としたところ...オープニングはこれがまたムソグルスキーの交響詩「展覧会の絵」ですよ! この如何にもの取っ掛かりから疾走曲の"MARCH OH THE SAINT"に入るパターン。英国やヨーロピアンのHR/HM同好の方には堪らない流れって、ARMORED SAINTはLA出身のバンドなのです ヽ(・∀・;)ノ
"MARCH OF THE SAINT" Live!
→https://youtu.be/gUxLIz-lea4
ジャケットでは甲冑を着ていますし、実際ライブでもソレっぽい衣装でしたから、想像つくでしょと言われればそれまでですが...当時のLAと言いましたらRATTやMöTLEY CRüEでしたからね。一連のLAメタルとは一線を画したサウンドでした。でもそういうところが私の好みでもありましたけど (´ω`人)
"CAN U DELIVER"
→https://youtu.be/J7h40lvzomg
骨太のヴォーカルと、ブリティッシュ・スタイル直系のドラマティックな展開、明解かつ重厚なリフは、今改めて聴いても胸が熱くなる良質な正統派メタルの良盤です。
ただ、本作以降は今一歩?二歩?と物足りない作品が続き、また1990年にはARMORED SAINTに悲劇が襲い掛かります。何とDave Prichard(Gt)が白血病に侵され、わずか26歳の若さで他界してしまうのです。
バンドは失速し、John BushはANTHRAXへと、残念ながら1992年に解散...がっ!2010年に完全復活を果たし、アルバムをリリースしています
2000年以降の作品は未聴ですので、興味が沸き、聴き込んで気に入りましたら、また改めてご紹介できればと。
●Tracks
01.MARCH OF THE SAINT
02.CAN U DELIVER
03.MAD HOUSE ※ANTHRAX1とは同名異曲
04.TAKE A TURN
05.SEDUCER
06.MUTINY ON THE WORLD
07.GRORY HUNTER
08.STRICKEN BY FATE
09.ENVY
10.FALSE ALARM
●Personnel
John Bush – Vocals
Dave Prichard – Lead guitar
Phil Sandoval – Lead guitar[4]
Joey Vera – Bass
Gonzo Sandoval – Drums
Producer - Michael James Jackson